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9話!はじめ「え、でも、作り方知ってたのか?」(名前)「あ〜…以前にお父さんと貴くんに教えて貰ってたんだ。そしたらちょっとハマっちゃって…」はじめ「( ꒪⌓︎꒪)」← ページ10

Aside

はじめ「それは、此奴が教えてくれたよ」

僕は、ズボンのポケットから手を取りだし、皆に見せるように見せた

そう。先程美雪ちゃんが手品に使っていたボールをね…

ーー


コテージに入り、フロントの机の上にこの島の地図と思われるミニチュア、2つの紙コップと1つのボールを置く

はじめ「最初に空の紙コップを1つ伏せる」

僕は言われた通りに紙コップを逆さにして、置く

はじめ「その上にボールを乗せ、もう1つの空の紙コップを上に被せ、ちょっとそこを叩く」

そして底を数回叩いて、紙コップを退かすと…

はじめ「紙コップの間に入っていたボールが、すり抜けて下に」
右竜「凄い…どうやったの?」
はじめ「種は簡単」

はじめくんに貸してと言われたので、渡すと、僕がさっきやった事をゆっくりとして、説明をした

はじめ「ボールは1つじゃなく、2つあったって事」

一番下の紙コップを傾けると、もう1つボールが転がり落ちてくる

はじめ「最初に空の紙コップを伏せる時、もう1つ隠してたボールを入れたんだ」
「…そう。し体は"2つあった"んだ。いえ、1つは"し体のふり"をした伊豆丸さん自身でしたけど」

ーー


この島の地図のミニチュアに、2つの紙コップを小屋とベランダのガラス越しだけど、その上に置く

先程のように、はじめくんが説明し、僕が動かす

はじめ「この黒いボールは、伊豆丸さん」

黒いボールを、橋の上に置く

はじめ「この青いボールは、影尾さん」

1度テーブルの上に置き、はじめくんが次のボールを見せる

はじめ「赤は、このトリックを成功させる重要なアイテムで…仮にXとでもしておく」

テーブルに置き、次のボールを見せる

はじめ「白は、このトリックショーの観客。つまり俺達だ」

白いボールを、黒いボールの斜め横に置く

はじめ「あの時、俺達は。姿の消えた影尾さんを探しに、センターコテージほエントランスを通って、船着小屋に向かった」

白と黒のボールを片手で持ち、橋の上をスライドさせて、小屋の上にある紙コップまで持っていく

はじめ「でもドアが開かず、反対側のドアに向かう為の来た道を戻って行った」

もう一度、先程の2つのボールを橋の上から反対側の紙コップの所まで持っていく

はじめ「そして俺達が、このセンターコテージを通過する事で、"そこに何も無い事を確認された"んだ」

__そして全員がセンターコテージを通過するのを見計らって、伊豆丸さんは行動に出た__

10話!→←8話! はじめ「そう言えば、あの仕掛け。(名前)に任せたの俺だけど。あれどこから持ってきたんだ?」(名前)「ああ。霧声さんから借りた。銃と人形は僕の手作だけど」はじめ「…(手先器用すぎる…)」←



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作者名:まふころー | 作成日時:2022年7月4日 7時

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