「僕ですか？はじめくんと美雪ちゃんの幼馴染です」パート2！ (ページ48)

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55話！ページ48

はじめside

「あんたのそのマークなしのボールこそが、あんたが犯人だって事を指し示してるんだよ！」

鳴沢さんの目を見ながら話すと、鳴沢さんは、嘲笑っていた

鳴沢「参ったな〜…球が変わっているだなんて、思わないだろ」

鳴沢さんは、俺らから背を向けて卓球台の後ろに行って地面を見ていた

獅子島「鳴沢…じゃあホントにお前が伊能を！」
国枝「そりゃいつも酷い目に遭ってたけど、何もころす事「そんな事は、どうだっていいんです！」」

国枝さんの言葉を遮り、大声を出した鳴沢さんは、卓球台に置いてあるピンポン球の籠を強く滑り下ろした

その反動で、ピンポン球は、床に弾け飛んで、床下に転がっていく

そして、鳴沢さんは、"伊能さんがパシリにしようが馬鹿にしようが、そんな事はどうでもいい"と言っていた

鳴沢「僕は、彼奴に復讐したかっただけだ」

ー回想skipー

怒りに満ち溢れていた鳴沢さんは、妹さんの日記に書いてあった"『K』"という人物を捜していたと話していた

鳴沢「日記の内容から、"『K』"が僕と同じ美大の学生である事までは突き止めたけど、それ以上は何も分からなかった」

ーまたまた回想skipー

鳴沢「彼奴は、、沙耶がしんだ事すら覚えていなかった。沙耶の事を、『遊んだだけだ』と言った！」

__沙耶は、自分の命、を絶つ程苦しんでいたのに…彼奴は遊びだと！__

それで鳴沢さんは、伊能さんのさつ人事件計画を実行した

鳴沢さんは、"後悔はしていない"と言っていたが、ずっと黙ってたAは、鳴沢さんの正面に近づいた

横から見るAの顔は、悲しい顔になっていた

A「貴方は、あの夜。わざわざ花子(私)の話をして、伊野さんに『肝試しをやめよう』と言ってたよね。あれは本気だったんじゃないの？」
鳴沢「！」
A「こんな事をしても、妹さんと誰も救われないって…分かってたはずだよ！」

それを聞いた鳴沢さんは、ゆっくり立ち上がり、否定していた

鳴沢「あれは見栄っ張りな伊能を確実に参加させる為。それだけだよ」

そう話す鳴沢さんは、諦めたように微笑んで話していた

それを俺は、なんの言葉も掛けずに、ただ見ているだけしか出来なかった

A「...」

けど、その光景をAが無表情でみている事に気が付かなかった

ーー
ー

地元の警察に通報した後の時だった...

美雪「あれ？」
「どうした？美雪」
美雪「Aちゃんがいないの...先に寝ちゃったのかな？」

辺りを見回すと、Aの姿はなかった