【銀魂】お願いだから愛してよ【坂田銀時】 (ページ11)

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LHR ページ11

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「それじゃあ旗本さん、一年間保健委員よろしくね！！」

『う…ハイ』

(しまった…私の死亡フラグが…)

その日のLHRは丁度委員決めについてのものだった

学級委員は近藤くんと九ちゃん

副委員長が志村くんと妙ちゃん

風紀委員は土方くんと沖田くん

文化委員が鉄子ちゃんと山崎くん

そして保健委員は…

「二人で力を合わせてな！」

「旗本、頑張ろうな」

『ツッキー…泣きそうだよ。あとAって呼んでね…』

ツッキーが嫌だとだだをこねた私をフォローして立候補してくれた…のも虚しく

最終的には田中先生の「旗本を保健委員にしないと俺が高杉に…！」と震え声で訴えて来たことが決定打となってしまった

『はァァァ』

家に帰ってきても尚気が重い

『お腹空いた…あ、今日お母さん居ないんだっけ』

大阪に出張とか言ってたような

(自炊しなきゃ…なんか材料あるかな)

【ピコン】

銀時学校おつかれ。今家ついた

A学校から遠いの?結構時間かかるんだね

銀時そーなんだよ。すげえ不便

A本当に?私の家徒歩五分だよ笑

銀時は!?笑羨ましすぎるんですけど

【Trrrr】

いつも通り、坂田くんから電話がかかってきた

(今日はご飯作らなきゃ)

『もしもし坂田くん？』

「ん、もしもし」

『私今日ご飯作らなきゃだから電話できないよー』

「旗本が飯作るの？笑笑」

『何で笑うのよ！笑お母さんがいないの、それくらいできるよっ』

「旗本だって笑ってんじゃん笑笑へぇ、食べてみたい」

『えっ』

「ん？あ、何作るんだ？」

『オムライス…』

一番簡単だし

「俺の大好物じゃん。俺のも作ってよ」

(何それ！甘すぎるよ坂田くん！恋人の雰囲気だよ！)

『む、無理…遠いし』

「理由それ？じゃあ行ったら食わしてくれんの？」

『え、』

「なーんてな、嘘嘘。そんな厚かましいことしないから安心しなさい」

(何だ、嘘か)

真に受けて、いいよ、って言おうとしていた自分が恥ずかしい