イリーガルヒューミント【名探偵コナン】

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コナンside






コ「安室さん･･･」





安「コナンくん、言いたいことは分かるよ」







『梓さんっ今度スイーツバイキング行きましょう！？そこのホテルの！』






梓「いいの？行くいく〜」








Aさんが異常なまでに梓さんと打ち解けている





元々社交性の高い人という印象だったが、今までより一層梓さんには好意的、というより懐いている






客足が少ない事もあり、梓さん梓さんの連呼が止まらない









コ「あの、Aさん？どうしてそんなに梓さんが好きなの？」








『梓さん、お姉ちゃん！』









コ「へ･･･お姉さん？」









梓「私、Aちゃんのお姉さんに似てるみたいなのよ」








懐かれて嬉しそうではあるが若干戸惑い気味な梓さんが苦笑いをこぼす







お姉さん･･･








安「Aさん、僕似のお兄さんとかは居ないんですか？」







『居ませんね』






安「即答は傷つきます」








まあ、Aさんが馴染めて良かったっちゃあ良かったんだけど




なんか腑に落ちねぇのなんでだ









『ああそうだコナンくん。書斎の本、勝手に読んじゃってよかったのかな』









昴さんにも一応聞いたんだけど、というAさん





あ、ちょっ、今昴さんの話は･･･









安「昴･･･？Aさん沖矢昴とお知り合いですか」









ああやっぱりまずい状況に









『えっ、はい』








頭にハテナマークを浮かべる彼女。それはそうだ






普段こんなに温和な優男に、名前を耳にするだけで虫唾を走らせる程毛嫌いする人物がいるとは思わないだろう




しかも、それが自分の同居相手だとは









『知り合いって言うか一緒にす』









コ「あーっ！勉強教えて貰ってるんだよね！？家庭教師みたいな！」









正直に全てを言おうとする彼女の口を手で慌てて塞いだ









安「へぇ･･･そうかい」








安室さんも初対面のAさんの前だしなるべく抑えてくれるだろうと期待して







『なに急に』







何かを察したAさんが、安室さんが去った後に小声で尋ねる








コ「安室さんと昴さんは仲が良くないんだ。名前を出すと豹変しちゃうくらい」








『そんなに！？』








だから気をつけてねと伝えると素直に了承してくれた

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