イリーガルヒューミント【名探偵コナン】

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コナンside







なんなんだこの女･･･婚約者？聞いた覚えがねぇ









蘭「こ、こここ婚約！？新一と！？」








コ「そっそんなの嘘だよ！」








慌てて蘭に否定すればおっちゃんに「なんでオメーが焦ってんだ」と怪しまれる









チクショウ･･･一体どういう事だ･･･









服「ふん･･･アンタらも覚えはないみたいやし、やっぱり何もんなんや」








『はあ、何者と言われましても先程から申し上げております通りです』









女の方はまるで此方が何を言っているのだという風に動じない姿勢だ






どうしたものかと場が固まってしまうと、空気を読んでか読まずか、唐突に自己紹介がまだだったと切り出した









『市野寺(しのでら)Aと申します』









どうぞ宜しく、と一礼









蘭「･･･毛利蘭です」







小「どうも！名探偵の毛利小五郎です。っかぁー！こんな美人が探偵ボウズの婚約者たぁ、あいつも隅におけねぇな」









和「ちょ、おっちゃん！婚約者って信じるん！？」









コ「僕、江戸川コナン。よろしくねAさん」









『蘭さん、小五郎さん、コナンくんですね！』









相手が美人だと全く警戒の薄いおっちゃんはさておき、他のメンバーは突然現れた彼女の存在に戸惑っているのは俺と同じようだ








とりあえず、母さん達に聞いてみるか･･･









服「おい工藤、どういうこっちゃ！」









服部が小声で話しかけてきた









コ『どうもこうも･･･俺も知らねぇよ』








服「せやろ？俺もあないなキレイな人がお前の婚約者やとは信じ難いとおもっ、痛い痛いコナンくん！」








コ「それとこれとは関係ねぇだろ」








身長差故にしゃがむ服部の足を全体重をかけて踏んだ









コ「それで？何でわざわざ東京まで･･･」







服「いやな、昨日大阪(あっち)でちょっと事件があってんけど、そこで和葉を人質に取られてもうて」








コ「まさか･･･」









服「そのまさかや。あの姉ちゃん犯人をばーっと蹴り飛ばして和葉の事助けてもうてん」









ヒールが犯人の顔にめり込んでな、あれは痛いで。という服部の悲壮な表情から犯人の無残さは伝わった




容赦ないなこの人







コ「それで俺の婚約者だと名乗ったあの人を俺の元に連れてきた、と」

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