ドキドキ ページ6
*
安「僕はあなたの彼氏、何ですよね?」
『そ、それは・・・あ、安室さっ』
ん、と言うと同時に、さっきまでのかき氷のスプーンを唇にやんわり当てられた
安「透くん、でしょ」
い、いいいいいい色気っっ!!!!
水でも掛け合っていた所からこっちに来てくれたんだろうか、そもそも海辺で水着姿な上に、海水で濡れた髪をかきあげているなんて反則・・・
『っ・・・』
安「っふ、あははっ!!」
真剣な眼差しを離した彼は、急に声を上げて笑い出した
『へ・・・』
安「も〜、Aさん真に受けすぎです。彼氏は設定だったんですよね?」
あれ、それとも本気で彼氏になった方がいいですか?と、笑いすぎて涙の溜まった顔を向ける
『な、なっ〜〜!!安室さん!!』
顔がかあっと赤くなるのを感じ、未だ笑う彼を追いかけて砂浜を駆ける
なんだ、からかってただけ・・・なぁんだ。
ん?
なんだって、・・・何よ
別にからかわれる事だってある話でしょ。
安「も〜許してくださいよ!何時もあなたが振り向いてくれないから、ちょっと意地悪してしまっただけです」
「あれ、聞いてます?」
よく分からない自分自身の感情に夢中で考えを巡らせ過ぎて、安室さんに顔を覗き込まれた
『えっ、あ、すいません聞いてませんでした』
そのまま困惑に任せて、ていうか近いです息がかかってます少なくとも10キロくらい下がってくれません?と言い切ると「いつも通りのあなただ」などと微笑まれてしまった
『ドキドキなんて・・・してませんからね』
こんな、想像を裏切る変人だったあなたになんて。
安「何か言いました?」
『何も!!』
安「あっ、そろそろバーベキューするらしいですよ!行きましょう!!」
コナンくんからのメール片手に、競走ですよ、と言って先に走って行く
・
・・・バーベキュー、うん・・・
お肉のこと考えよっ
『あっ!!待てー!肉〜〜っ』
少しだけ自覚したかもしれない、小さな小さな感情を、見ないふりして。
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安「(こんなのでドキドキしてたら、身が持ちませんよ・・・?)」←実は聞こえてた人
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ゆら - 純黒の悪夢の完結楽しみにしていますですo(^-^)o頑張ってください! (2021年1月25日 6時) (レス) id: 30a8cc87a9 (このIDを非表示/違反報告)
しおらん(プロフ) - 凄くおもしろいです!ジンと早く会って欲しいですね!キスから始まったので凄く気になります!更新頑張ってください! (2020年10月8日 11時) (レス) id: 7c779db0ef (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^ - ^ (2020年10月7日 23時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
ルル - 続きがものすごく気になります!!!更新頑張ってください!!! (2020年4月27日 19時) (レス) id: 8704b5e388 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 続編おめでとうございます^_^面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年4月12日 10時) (レス) id: 406c27ad01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うなじゅー | 作成日時:2018年7月17日 21時