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次の日学校に行けば女子たちは私のことを噂し始めて、しまいにはスリッパを隠されたり下駄箱に悪口を書いた紙を入れたりと、、、
嫌がらせの始まり始まり。
だから嫌だったんだ。
バレたらこうなるってわかってたから。
小瀧くんはきっと私がこうなることを知らないんだろうなぁ。
知ったらどう思うだろう。
ざまぁみろって？？
それはさすがにないかぁ、、。
.
南「朝から大変なこと起きてるみたいだけど、」
「同居してることがバレたからだと思う。
もうだから嫌だったのに、、」
南「昨日の鍵騒動？みんな騒いでたよっ」
「こういう時に別に彼氏がいたら同居がなんだろうと被害なくて済むのにね、」
私に彼氏がいたらなぁ、
こんな時だってきっと助けてくれたに違いない。
でも…
私が彼氏できる時なんてきっとまだまだ先。
地味な私に彼氏なんてできっこない。
そんなの一番私が知ってる。
「それにしても、、いつまで続くのかなぁ」
藤「どうしたの、？」
「…えっ、藤井くん、！？？」
南だと思って独り言を呟いたら隣の席の藤井くんが私に声をかけてきた。
普段は必要最低限しか話さないからまさかのまさかでびっくりした。
よく藤井くんは気遣いが出来て優しい人って聞くからきっと心配してくれたのかな。
藤「なんでも困ってることがあったら話してね。
なんか深刻そうな顔してたから」
「そんなにすごい顔してた！？私、！」
藤「ものすごーくしてた(笑) ま、あんまり溜めすぎないようにね」
やっぱり藤井くんって優しい人だなぁ。
それに小瀧くんが人気すぎて気付かなかったけど、藤井くんも相当女の子からモテる。
こんな人が彼氏だったらなって今ちょっとだけ思っちゃったよ。
普段こんなこと思わないのにね、
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作者名：m． | 作成日時：2019年1月1日 19時
