桃の花を、君に。【桃】 (ページ12)

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「あ、、藤井くん」

藤「なぁ、今のってさ！小瀧やんなぁ！」

「…え、、まぁそうだけど」

藤「何？二人ってやっぱり同居してるん？？」

「………まぁ、、ワケありなんだけど。
藤井くん、、このことみんなに広めないでほしいんだ」

藤「最初から広める気なんてないし安心して。
ただ、小瀧と同居してるのが宮本さんやったからめっちゃびっくりしたわ」

藤井くんから「小瀧」っていう名前が出てくるからもしかして一年の時同じクラスだったのかなぁ？

とか、

今も仲良い友達なのかなぁ？

とか色々と想像しちゃう。

「もしかして小瀧くんと仲良いの？？」

藤「そうそう。去年同じクラスで、！ずっーと一緒にいててん、俺ら」

「…へぇ、！意外！」

藤「まぁ、最近はあんまり会わへんし話すことも少ないからなぁ、！でもまさかやったわ～」

藤井くんはなんだか嬉しそう。

きっと小瀧くんが大好きなんだろうなぁ。

話し方で伝わってくる。

藤「…でもさ、小瀧と同居なんて大変やろ？」

「…そりゃもう、、バレたら多分嫌がらせの毎日だよっ。ってかもうだけど(笑)」

藤「俺に出来ることがあったら言ってな。宮本さんを助けることくらいは出来るから」

「気持ちだけで充分だよっありがとうね～」

やっぱり今話してわかったけど、藤井くんは小瀧くんと違って優しいなぁって。

裏と表がなくて、もうお兄ちゃんに欲しい！ってくらいの優しさ満点。

それに南と話してる時となんだか同じ感じがする。

ずっとずっーと話していたい、そんな気持ちにさせるんだ。

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