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昨日の夕方、勇気を出して藤井くんにラインをした。
〈明日、話したいことあるから早めに学校に来てほしい。〉
と。ただそれだけ。
告白をしようとかそんなんじゃなくて、
誤解をとこうってこと。
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だんだん学校に近付くと、帰りたくなっちゃうくらい足がすくむ。
もし、来てなかったらどうしようとか、
そんなこと考えたら余計に…
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でも、やっぱり藤井くんは約束通り教室にいてくれた。
「…あの、藤井くん。」
藤「話って、何?、」
「……誤解を解きたくて。信じてもらえなくても、ずっとこのままじゃ嫌で。」
藤「………俺もごめん、一方的に言ってたよな。ちゃんと話聞くわ、」
「私ね………」
藤井くんには正直にこの前のことを話した。
女の人と2人で買い物をしててショックだったこと。
彼女なら彼女って言って欲しかったってこと。
その日泣いたせいで学校を休んだこと。
お見舞いに来てくれるって言ったけど、会うのが嫌で断ったこと。
全部、話した。
藤「…それ、勘違いしてる。俺、一緒に買い物してたのって妹」
「え、、、?でも、めちゃくちゃ綺麗で顔があんまり似てなくて…」
藤「俺はお母さん似で2人目の妹はお父さん似。ちなみにもう1人の妹は俺そっくり」
「…えっ、そうなの?……私すごい勘違いを、」
藤「それならもっと早くに聞いて欲しかった。こんな思いせずに済んだのに」
「…ごめん、本当に。」
藤「まぁでも…しげが俺より先に神田さんの部屋に入ったっていうのは俺は許せへんなぁ〜、(笑)」
「…また、藤井くんも遊びに来てよ!」
藤「えっ、いいの?」
「うん。ぜひぜひっ、!」
藤「あ、あとそれとさ…今更感すごいけど、さん付けで呼ぶのやめていい?呼び捨てで"A"って呼びたい。」
「………うん、いいよ。」
この後の藤井くんは
本当に可愛くて可愛くて仕方がなかった。
仲直り出来て良かった。
後、クリスマスまで1週間。
告白までも1週間。
大丈夫かな、、、
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m.(プロフ) - みかりんりんさん» コメントありがとうございますm(_ _)m私には勿体ない褒め言葉です、本当に嬉しいです(><)これからも頑張ります! (2018年12月8日 13時) (レス) id: 1118d7fa83 (このIDを非表示/違反報告)
みかりんりん - 面白かったです!文字だけで、読んでいる人をキュンっとさせるなんて、本当にすごいと思います!これからも頑張ってください^▽^/ (2018年12月8日 10時) (レス) id: 448e1a34ac (このIDを非表示/違反報告)
m.(プロフ) - るるさん» またまたこの作品でもコメントして下さって!!ありがとうございますm(_ _)m キュンキュンしてもらえて私もハッピーです! (2018年12月7日 22時) (レス) id: 1118d7fa83 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 一気に読んでしまいました!藤井くん、言動可愛すぎてたまらなかったです。そして重岡くんもいい人だし、でももう一つの作品でキュンキュンしてるのでハッピーです! (2018年12月7日 3時) (レス) id: a2f392e9c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:m. | 作成日時:2018年11月9日 21時