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ジン｢ジンニムとはご飯行かないくせに｣
｢えっ、ちょっと、拗ねないでよ。面倒臭いージンくん｣
ジン｢Aが俺の知らない男とご飯行くんだもん｣
｢ジンくんはいつから私の彼氏になったの｣
ジン｢え、違うの？｣
｢…うん、違うよ｣
ジンくんの思考は、たまに危ない。
一歩間違えたら、警察行きな気もする。
そもそも、さっきの昼休憩だって抜けてホソクくんに電話かけたのに
影で隠れてコソコソ聞いてるし。
ジンくんはジンくんペン(社内)のこと、ストーカーだなんだって騒いでるけど
絶対、人のこと言えない。
｢じゃあ、待たせると悪いから。お疲れ様でした｣
ジン｢あ！…今度、俺ともご飯いこう？！｣
｢わかったから、またね｣
何とかジンくんのテリトリーを脱して、ホソクくんの通ってる大学に向かう
生存確認。なんてふざけて言ったけど
半分本気で聞いてた。
ここ数日間、忙しくて連絡できなかったから心配だった。
また、倒れてないかな。とか
大学、行ってるかな？とか
それは杞憂だったみたいでちゃんと電話に出てくれたけど
ただ、元気はなかったけど。
｢あっ、おーい…！ごめん…遅くて｣
ホソクくんは私の顔を見るなり固まっていた。
お化けでも、見るような顔して。
フラフラと私に近づくと思えば
泣くのを我慢していた子どものように
ホソク｢…壊れちゃう…俺｣
プツンと細い糸で繋がれていた理性が切れたみたいに
力なく、私に抱きついた。
これだから、私は、この人を放っておけないんだ。
危うくて
繊細すぎる彼を。
ホソク｢…会いたかった…｣
｢うん、私も、会いたかったよ｣
そう言って、安心させるようにホソクくんの頭をよしよしと撫でてあげると
私の背中に爪を立ててたホソクくんの指の力が抜けた。
ホソク｢…俺、今日…頑張ったんだ｣
少しづつ、今日あったことを話すホソクくん。
無神経にズカズカ聞かれたこと
聞いてもないこと、聞かされたこと
多分これは、全部、ホソクくんが愛していた彼女に…サキさんに関係することで
だからこんなにも、弱ってしまったんだ。
私を何回も"サキ"と呼び間違えたホソクくん。
その時も辛そうで
少し癒えてた心に、追い打ちをかけられてしまった今も
｢…辛かったよね。偉いね、ホソクくん。我慢したんだね｣
辛そうで、ありきたりな言葉しかかけられない自分が無力に感じた。
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ぴよだんご(プロフ) - ::::さん» 読んでくださってありがとうございます！！！嬉しいお言葉…！！ (2020年7月3日 0時) (
レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
:::: - 最高すぎますこの小説。。。一気に最後まで読ませていただきました。ありがとうございます！ (2020年7月2日 23時) (レス) id: ffedd0ca52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴよだんご
| 作成日時：2020年5月23日 13時
