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ジョングク｢Aヌナ、俺、ヌナのこと好きだよ｣
久々にグクとの夢を見た。
神様が、忘れてはいけないと私に言っているように。
なんであの日、会ってしまったんだろう。
会わなければ、私の触れられたくない思い出のまま閉まっておけたのに。
｢あ…着信？ホソクくんからだ｣
人の心配、してる場合じゃないかもしれない。
それに、ホソクくんは最近変わった気がする。
たまに辛そうな顔をするのは変わらないけど
よく、笑うようになった。
｢もしもし、ごめんね。寝てて出られなかった｣
ホソク｢起こしちゃいました？｣
｢ううん、気づかなかったから｣
彼の中で、気持ちの整理がついたのか、それは分からないけど
前を向いてる彼が、羨ましくて、寂しくなった。
私は、前を向いて進んでたはずが
今は、折角進んだすごろくを逆走してしまってるから。
ホソク｢仕事、休みですよね？｣
｢うん、休みだよ｣
ホソク｢散歩、付き合ってくれません？｣
｢うん、いいよ｣
最近、休みになるとホソクくんと散歩をするのが当たり前になってきた。
ホソクくんといる時の私は、私でいられる。
グクに会ったとしても、イレギュラーな事が起こったとしても
何とか、歳上の私を維持できるから。
だから、1人で出かけるより、ずっと気楽だ。
ﾋﾟﾝﾎﾟ-ﾝ
｢はーい…あれ、ホソクくん｣
ホソク｢迎えに来ちゃいました｣
｢あ、待って、全然支度してない。とりあえず上がって？｣
さすがに外で待たすのはどうかと思ったから、まぁまぁ綺麗にしてる部屋に上げた。
ホソクくんは、凄い凄いと興味津々にしてくれたのだけど
私の部屋には、何か面白いものなんてない。
と、思う。
ホソク｢なんか、少しだけ置いてあるぬいぐるみ、可愛いですね｣
｢そのシリーズ可愛くて好きなの。少しブサイクだけど、そこが可愛いの｣
ホソク｢あ、そうじゃなくて。俺が言ってるのは、Aさんが、可愛いってことです｣
ホソクくんは心が純粋だから危うい。
純粋だから、ホソクくんの言葉はすぐ間に受けてしまう。
歳上女に気を使ってくれてると分かっているのに
年甲斐にもなく照れてしまう。
＿＿＿＿グクの時もそうだった。
グクはすぐ私を可愛いって言ってたから。
なんでホソクくんといるのに、私はグクと重ねてしまうんだろう。
最低だ私は
やっぱり、会いたくなかったよ。
グク。
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ぴよだんご(プロフ) - ::::さん» 読んでくださってありがとうございます！！！嬉しいお言葉…！！ (2020年7月3日 0時) (
レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
:::: - 最高すぎますこの小説。。。一気に最後まで読ませていただきました。ありがとうございます！ (2020年7月2日 23時) (レス) id: ffedd0ca52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴよだんご
| 作成日時：2020年5月23日 13時
