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｢まさか、スングァンくんの従兄弟がジョンハンだなんて…夢？｣
眠たい目と、少しだけ朧気な頭を無理やり覚ましてジュエリーボックスを開ける。
夢なわけない。
きちんと入ってる。
ジョンハンが、私のことを思い出して買ってくれた可愛いブレスレットが。
見てるだけで幸せな気分になれる。
見てるだけで口角が上がる。
初めて貰った、ジョンハンからの贈り物。
｢んふふ、君はお留守番だよ。無くしたら嫌だもん｣
いつもなら今週まだあと2日もあるし…
ジョンハンと昨日会ったから、再来週までは我慢しなきゃとか
思考がマイナスの方に向かって動くのに
幸せ度数が高いと、こうもマイナスな思考が働かなくなるのか
頭も心もスッキリしている。
｢ヌナ、おはようございますー｣
｢おはよ、スングァンくん。…な、なに？そんなジロジロ見ないでくれる？怖いし｣
｢付けてないなーって。ジョンハニヒョンの男避け道具｣
｢…？男避け道具なんて貰ってませんけど｣
｢え？貰ってたじゃん。ブレスレット｣
｢…何男避けって。ジョンハンにとって私はお客様なのー。｣
たった1秒前にマイナス思考がとかなんとか言ってたくせに
スングァンくんが変なことを言うのが悪いんだ。
ジョンハンが私に男避けの道具使ってどうなるの。
純粋にくれたのか、私を繋ぎとめるためにくれたのかは分からないけど
ジョンハンが私に特別な感情を抱いていないことぐらい分かってる。
だから束の間の幸せに浸ってたのに。
｢君は気分クラッシャーだね｣
｢え？ちょっ、ヌナ、なんか怒ってません？｣
｢怒ってません。それよりスングァンくん、昨日頼んでた資料、出来てるのかな？｣
｢あーそれは…｣
｢ほら、出来ないなら私に渡して。出来るなら昼までにでかして下さい｣
｢うっ。分かりました｣
まぁ、理由がなんであれ後輩に当たるなんて先輩失格なのだけど。
流石にキツく言いすぎてしまった。
スングァンくんが小さくなってる。
嫉妬もあるんだ多分。
従兄弟という間柄が。
益々、そんなことで当たるなんて最悪じゃないか。
後できちんと謝ろう。
私の方が、歳上なんだから。
｢ヌナ！出来ましたよ！！！｣
｢え？あ、早、いね。さっきキツく言ったのに…｣
｢ヌナの右腕目指してるんで、こんなんじゃへこたれませんって｣
｢私、ただの平社員だよ？｣
｢いいんです、俺はヌナの右腕がいいんですから。｣
これじゃあ、どちらが歳上なのか悩んでしまう。
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yuuuu - 続きとっても楽しみです！更新待ってます！お忙しいとは思いますが、頑張ってください！ (10月12日 12時) (
レス) id: 05d7100efc (このIDを非表示/違反報告)
UNICORN - コメント失礼します！とてつもなく読んでて楽しい作品です！続き、楽しみに待ってます！ (8月21日 0時) (レス) @page20 id: fb91219680 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよだんご(プロフ) - ハニさん» ハニさん！コメントありがとうございます！！！マチマチの更新で申し訳ございません!!出来る限り更新させていただきますので、よろしくお願いいたします！楽しみにしてくださり、ありがとうございます！感無量です！！(´；ω；｀) (2023年3月12日 4時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
ハニ(プロフ) - この後がすごく気になります！更新ありますか？続き楽しみにしてます!! (2023年2月18日 19時) (レス) id: e49c92eedc (このIDを非表示/違反報告)
ぴよだんご(プロフ) - tyaiさん» どストライク……！そんなお言葉いただけて嬉しい限りです！！！これからも頑張りますのでよろしくお願いします！ (2022年11月23日 16時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴよだんご
| 作成日時：2021年8月18日 19時
