【SEVENTEEN】愛してるは嘘つきのはじまり。

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｢A仕事命、卒業！｣

｢何言ってるの……？｣




急に友人に言われた言葉に頭が回らなかった。

仕事命にしたつもりはなかったのに


傍から見るとそうだったのかって少しショック受けたのを思い出す。



嫌なこと、思い出してる、私。





｢ホスト遊びしよ！1回でいいから私行きたいのー！！！！｣




1回。


1回ならいっかって。


どうせハマらないでしょって



それがダメだった。




｢こんばんはー！初めて？よろしく！｣




見事なホストの話テクニックに、私は為す術なくハマってしまった。

一緒にいて楽しいなぁーって

また行こうって。



それが第1段階。





｢Aー？俺さ、その……｣

｢何？シャンパン？｣

｢違くてさ……あーくそ。＿＿＿＿好きになってさAを｣





通い続けて、こんな人が彼氏ならなぁって思ってたら


彼氏になってた。


同棲して、それなりに幸せだった。


職業柄、女の子と関わったり触ったりするのは仕方がないって諦めてた。





＿＿＿＿違う。理解ある私を演じたかった。





アフターだって続けているのを知ってた。

知ってて、耐えてた。







｢今日も帰り遅かったね｣

｢あー？しかたねぇーじゃん。お前みたいに昼職じゃねーの。疲れてんのに突っかかってくんなよ。｣





コレが第2形態。


好きだった彼が変わった。


私を邪魔者扱いするようになった。


起業したいって夢を応援してた。


だから、自分の収入の3分の1を君に渡してた。


でも、こんな扱い、酷いって思って反発した。






｢突っかかってくんなって…私は心配して……！｣


｢うるせーなぁ。あー、お前といると気が滅入る。しばらく帰らねぇから｣


｢ちょっと…！いい加減にしてよ｣






私はなにか間違ったことを言っただろうか。

いい加減にして欲しかった。

ホストも大変なのはわかる。

分かるけど、そんなに偉いの？って


家事もしない、帰ってきても脱ぎっぱなし

寝て起きて、ご飯がないなら私が仕事中でもお構い無しに電話かけてきて






気が滅入る？



こっちのセリフだよって、もう、この人に対する愛なんてひとつも無くなってた。





｢てめぇ、誰に向かって口答えしてんの？｣





もう、この人も私への愛なんてものは無くなってたんだと思う。



殴るなんて当たり前になった。

蹴るのも。



言う事聞かないなら、普通に。



私のお金は、全部、全部ギャンブルに溶かしてるって知った時は



自分に絶望した。




私はなんのために、いるんだろうって。





＿＿＿＿もう、いいや。

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