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「…で?なんでお前まで居んの?







ディノ」


「え?まさか、僕を1人にする気ですか?ヒョン。酷いなぁ。ね?Aさん」


「え?あ、えっと…」

「馬鹿。Aは俺と二人がいいに決まってんじゃん。」







そう言って私を後ろから抱きしめると


ディノくんに、手でシッシッとどこか行くようにジェスチャーする。






ごめんなさいディノくん。







こんな無碍な扱いされて…





「Aさん、なんで俺に合掌するの?え?」


「ほら、Aは俺がいーの。ディノはそこら辺のホストと組めよ」


「あ、違っ」


「へぇ?…俺よりディノの方がいいんだ?」






ただ、ディノくんが可哀想だと思っただけなのに

ジョンハンは、私を痛いくらい抱きしめると





私を突き放して、ディノくんの方に押す。





いつもなら、私を抱きしめて


私を独占するみたいに



人前でもお構い無しに、耳やら頭やら



沢山キスする癖に。






急に突き放されて、どうしていいのか




ジョンハンの特別になれないって分かってるけど



分かってるけど、私に向いている時間だけは




私が特別だと思ってたのに





「嫌っ…行かないで…」


「やだ。だってディノがいいんだろ?」


「そんなこと言ってない…じゃん」


「ふーん?じゃ、誰がいいの?Aは」






そう言うと私の顎を掬って、ジョンハンと目を合わせられる。



ジョンハンに嫌われたと思ったのに


ジョンハンは楽しそうな顔で


肩を震わせながら笑ってて







「あ、ぅ、騙して…」

「騙してねぇーし。ディノがいいならディノの方行けばいいと思ったし」

「ジョンハンなんか、知らない」








私の心を掻き乱すジョンハンなんて



もう知らない。



私がどんな気持ちで、行かないでって言ったのか分かってないくせに。



本当に、離れてしまうのではないかと





不安になったなんて



ジョンハンは知りもしないくせに。







「…泣くなよ、馬鹿」


「知らないっ…!」


「悪かったって。」


「やだっ…!」


「お前が、俺と2人きりを違うって言うからだろ」


「だっ、て…」


「俺だって嫉妬すんの。」







ずるいずるいずるい。







「ジョンハンしか見てないの、分かってるくせに」


「…あ、無理。…ちゅ…ん」


「っ…ん…ジョンハ…」


「煽ったお前が悪い」







ジョンハンの心が…欲しいよ。

ジョンハンのこと、何も知らないのが嫌だ。








ねぇ、好きになってよ。







「…2人とも、僕がいるの忘れてないですか…?」

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設定タグ:SEVENTEEN , ジョンハン , セブチ   
作品ジャンル:恋愛
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yuuuu - 続きとっても楽しみです!更新待ってます!お忙しいとは思いますが、頑張ってください! (10月12日 12時) (レス) id: 05d7100efc (このIDを非表示/違反報告)
UNICORN - コメント失礼します!とてつもなく読んでて楽しい作品です!続き、楽しみに待ってます! (8月21日 0時) (レス) @page20 id: fb91219680 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよだんご(プロフ) - ハニさん» ハニさん!コメントありがとうございます!!!マチマチの更新で申し訳ございません!!出来る限り更新させていただきますので、よろしくお願いいたします!楽しみにしてくださり、ありがとうございます!感無量です!!(´;ω;`) (2023年3月12日 4時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
ハニ(プロフ) - この後がすごく気になります!更新ありますか?続き楽しみにしてます!! (2023年2月18日 19時) (レス) id: e49c92eedc (このIDを非表示/違反報告)
ぴよだんご(プロフ) - tyaiさん» どストライク……!そんなお言葉いただけて嬉しい限りです!!!これからも頑張りますのでよろしくお願いします! (2022年11月23日 16時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴよだんご | 作成日時:2021年8月18日 19時

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