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｢えっ、と…ユンギ、さん？｣
放課後、体育館裏に行くと
そこにいたのは、ユンギさんで
他の人は居なかった。
ついて行くと言ってくれてた3人を何とか説得して1人で来たし
他の誰も、手紙のことは知らないはずなのに。
ユンギ｢ん｣
｢あ、の…手紙…は、ユンギさん…ですか？｣
ユンギ｢んー、まぁ｣
普通に呼んでくれたらいいのに。
こんなに、遠回りなことをしなくても
私は行くのに。
考えてみれば、おかしかった。昼休みも、上の空で
ユンギ｢ちゅ…ん…はっ…｣
｢っ、あ…｣
血を飲んでる時ですら
何かを考えてるみたいに
ユンギ｢んは…ぁ…｣
｢いっ…あ、ユンギさ…｣
ユンギ｢あ…悪い、痛かったか？｣
｢す、こし、チクッとしただけで…｣
力加減もいつもと違った。
今だって、変だ。
ユンギさんが。
ユンギ｢まぁ、その、なんだ。あー｣
｢えっ、と…ユンギさ…ん？｣
ユンギさんは、私を力いっぱい抱きしめる。
痛いのに優しくて
離れたいなんて思わないけど
離してくれないような、そんな力で私を抱きしめる。
ユンギ｢…血｣
｢あ、えっと…どう、ぞ？｣
ユンギ｢あー、いや、欲しいとかじゃなくて｣
中々何も言ってくれないユンギさん
こんなにも煮えたぎらないユンギさんは初めてで
どうしたらいいのか、分からない。
ユンギ｢あー、くそ。｣
｢ゆっくりで、大丈夫ですよ…？｣
ただ、表情も何も分からないのに。
すごく
すごく
この人がかわいいと思ってしまっている。
｢えっと、よしよし…？｣
ユンギ｢お前、いい度胸してんじゃん｣
｢あ…！すみません…！つい…！｣
ユンギ｢別にいいけど…お前なら｣
｢え？｣
ユンギさんは何かを決心したみたいに
ユンギ｢…Aのこと、誰にもあげねぇ｣
｢あ、え…？｣
ユンギ｢誰にも、俺以外に飲まれんなって、あれだけ言ってんのに。他のやつに、飲まれてるし｣
｢ひぅ…ユンギさ…撫でちゃ…｣
ユンギ｢ここの首も…何もかもを俺のものにしたい｣
優しい手つきで、私の首をなぞるユンギさん。
ドキドキしてしまって
ユンギさんを見るだけでも、心が苦しくて
きゅっと押しつぶされそうで
ユンギさんが言ってることが理解できない。
｢あ、ふ…あっ…｣
ユンギ｢契約しろ。A。お前のことを俺が縛りたい｣
｢っあ…｣
私が理解できるのは、ユンギさんが私に与える甘いものが
私には甘すぎること。
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ぴよだんご(プロフ) - MARIさん» マリさんありがとうございます！！続篇！！おぉーー！嬉しいお言葉！！！いつか書けたらと思います！ありがとうございました！！ (2023年4月3日 12時) (
レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
MARI(プロフ) - 甘々🐱さん最高過ぎます〜！ドキドキキュンキュンでした！完結おめでとうございます！どこかで続編が読めたら…とこっそり思っております★ (2023年4月3日 9時) (レス) @page50 id: 50706b81ce (このIDを非表示/違反報告)
ぴよだんご(プロフ) - めぐみさん» めぐみさん！ありがとうございます！だいぶ待たせてしまいまして大変申し訳ございませんでした！！ゆっくり書きますのでよろしくお願いします！ (2022年7月27日 16時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ(プロフ) - 毎回ﾄﾞｷﾄﾞｷしながら待っています。ぴよだんごさんのお話が、とても好きで好きでたまらなく好きです。楽しみにしています。頑張ってくださいね(*^^*) (2021年8月19日 18時) (レス) id: ebda626bc4 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよだんご(プロフ) - kns0822ksrrさん» わぁぁあっ！ありがとうございます！！！嬉しいです！！これからもよろしくお願いします！！ (2021年8月15日 20時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴよだんご
| 作成日時：2021年7月3日 13時
