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私の首筋を撫でた顔の整ってる男の子は
驚いた顔をしたあと、すぐニコニコ笑ってどこかに行ってしまって
私は、担任、と名乗るこの大人の人について行くことに。
まだ教室にも入ってないのになんでこんなにも私は疲れているのだろうか。
担任｢ごめんな？全く、まだ説明してないのに｣
｢あ、い、いえ…｣
ガランとしてる職員室に入ると担任の先生は私に束になっているプリントを渡すと
HRの準備してくるからそれまでに読んで？と言って
その場を離れてしまう。
｢…えっ、と…我が校の、吸血鬼家の血筋を引いてる生徒に、つい、て？｣
あまりにも非現実的な事が書いてあって意味がわからなかった。
私の視力がいけないのか
脳内処理の過程でなにか不具合でも起こしたのか
そんなのはただの噂に過ぎないと思ってたのに
でも、だとしたらあの整った顔の男の子が私を美味しそうって言ったのに合点がいく。
首筋に指を這わせたのも、走って体温が上がってる血液が、私に流れていたから？
｢生徒の、3分の1が、吸血鬼家の血縁者であり…｣
担任｢ま、血を要求されても断ることができるし、理性のある生徒が大多数だから心配すんな｣
｢あ、あの、これは、本当なんですか…？｣
担任｢嘘みたいだろ？｣
担任の先生が言うように、嘘みたいな冗談なんじゃないかって思ってしまう。
こんなこと、あるわけないって
だってヴァンパイアなんて
本の中の、物語の中の話に過ぎないはずなのに。
担任｢でも、嘘みたいな本当の話なんだよ｣
そういうと、戸惑う私を他所に着いてこいと言って職員室を出てしまう担任の先生。
ついて行くことしかできなくて
ピタッと止まったそこは1-Aの看板がぶら下がっていた。
担任｢俺がどーぞって言ったら入ってこい｣
せめて吸血鬼について説明してくれてもいいのに
もしかして、このプリントの束が説明、なのかな？
だとしたら説明が不十分過ぎる。
にわかには信じられない話なのに何故こんなプリントだけにしてしまうのか。
…でも、じゃあ、あの木陰にいた人は首を噛んで何してたんだろう。
血を、もらっ、ていたのではないのだろうか。
…信じられないのに、信じるしかない証拠しかなくて困る。
？｢邪魔｣
｢あ、す、すみませ…｣
担任｢おいこら、ジョングク、飛び級かなんか知らねぇけどな遅刻すんな｣
ジョングク｢…朝から学校がある方が悪いでしょ｣
本当に、本当なのかもしれない。
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ぴよだんご(プロフ) - MARIさん» マリさんありがとうございます！！続篇！！おぉーー！嬉しいお言葉！！！いつか書けたらと思います！ありがとうございました！！ (2023年4月3日 12時) (
レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
MARI(プロフ) - 甘々🐱さん最高過ぎます〜！ドキドキキュンキュンでした！完結おめでとうございます！どこかで続編が読めたら…とこっそり思っております★ (2023年4月3日 9時) (レス) @page50 id: 50706b81ce (このIDを非表示/違反報告)
ぴよだんご(プロフ) - めぐみさん» めぐみさん！ありがとうございます！だいぶ待たせてしまいまして大変申し訳ございませんでした！！ゆっくり書きますのでよろしくお願いします！ (2022年7月27日 16時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ(プロフ) - 毎回ﾄﾞｷﾄﾞｷしながら待っています。ぴよだんごさんのお話が、とても好きで好きでたまらなく好きです。楽しみにしています。頑張ってくださいね(*^^*) (2021年8月19日 18時) (レス) id: ebda626bc4 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよだんご(プロフ) - kns0822ksrrさん» わぁぁあっ！ありがとうございます！！！嬉しいです！！これからもよろしくお願いします！！ (2021年8月15日 20時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴよだんご
| 作成日時：2021年7月3日 13時
