【BTS】フラレタガール 番外編

番外編 10 ページ10

放課後デートとは。



どうするのが正解ですか？？？

何をするのが正解なのでしょうか。



掃除当番だから待っててって言われたから校門で待ってるのだけど


普通に帰るわけじゃないから少しソワソワしてしまう。







テヒョン｢おじょーさん！1人？？｣


｢えっ？あ、テヒョンくんかぁ…ビックリしたー…｣


テヒョン｢んへへ、ナンパしに来た！俺の好きな子が一人でいるから！｣


｢あ、えっ、と…｣








テヒョンくんは毎度の事ながら感情表現がストレートすぎて困ってしまう。


好きな子って言われて嫌なわけが無いし


照れてしまうのだって事実で


だから、どう返したらいいのか分からないから



狼狽えてしまう。








テヒョン｢んふ！なーんて！デート邪魔しに来た！｣

｢えっ？｣


テヒョン｢だって狡いんだもんー、ジミンばっかりさー、Aとデートとかして！俺だってまだした事ないのに！！！｣


｢あ、えっと…それは、困る、かな？｣


ジミン｢そうだよ、困るよテヒョン｣








頭の上から声が聞こえてくると


後ろからぎゅっと抱きしめられる。



声もそうだし、匂いもそうだけど



ジミンくんだって思うとドキドキして


心臓がキュってなる。








テヒョン｢げ。早くない！？さてはサボったな？！｣


ジミン｢テヒョンじゃないんだからしないよ｣


テヒョン｢うぬぬぬ…｣







テヒョンくんが少し拗ねてしまった。


下駄箱でのの字を書いてしゃがんでしまっているもの。


どうしようと後ろを振り向くと



ジミンくんの顔と私の顔が


鼻と鼻がくっついてしまったくらいに近くて


またドキドキしてしまう。



馬鹿だ、私は。


抱きしめられてることをすっかり頭から抜けていたのだから。







ジミン｢んふふ、大胆｣


｢あ、ち、違く、て…その、ご、ごめ…｣



ジミン｢んふふ、キスしちゃう？｣


｢えっ！？！あ、そ、それはほら、その…あの…ここは、学校という場所で…｣








それにつけ込んでジミンくんはココぞとばかりに意地悪をしてくるから


私はどうしていいのかわからなくて



余計に焦ってしまう。



顔を背けたいのに



手で優しく包むから



背けられない。








テヒョン｢ジミン！！だめ！それわざと！？！俺傷つく！！｣


ジミン｢諦める気になった？僕はAが好きで、Aも僕が好きなんだよ？｣


テヒョン｢うぐ…諦め、無い！！俺だって、大好きだもん！｣







校門でこんなことをやっているせいで





女子｢なにあれー！三角関係？！｣







注目の的になってしまったのでした。

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