番外編 27 ページ27
ジミン｢A、おはよ？｣
｢えっ？あ、おは、おはよう…！｣
胸が苦しい。
痛い。
もしかしたら、あの子は体調が悪くてそれで腕を貸してあげてたのかもしれない。
そうだよ、絶対そう。
そう自分に言い聞かせるしか無かったのに。
実際に本人に会うと
ぎゅっと掴まれたみたいに、苦しい。
｢あ、こ、これ、私のと…混ざってて…｣
ジミン｢あ、それ探してたんだ。ありがとう｣
｢う、ん｣
本当は昨日渡す予定だったそれを
私は割って入る勇気も
なんにも気にしてない顔で近づいて渡す勇気もなくて
結局持ち帰って
だから、今だって聞けない。
＿＿＿＿あの腕を組んでた子は、誰？って
ジミンくんじゃなかったかもしれない。
ジミンくんのそっくりさんが彼女と腕組んでただけかもしれないのに
馬鹿だ私は
この目でしっかり見たのに。
そんな風に現実逃避しようとするんだから。
ヒメ｢おはよ、A｣
｢お、おはよ！ヒメ！｣
ヒメ｢…空元気？｣
｢え？ち、違う、よ？｣
ヒメ｢…そ？｣
空元気？なんて言われちゃダメだ。
いつも通り、してないと、ダメだ。
ジミン｢A、今日も塾なんだ。ごめんね？受験終わるまでだから｣
｢あ、う、ううん、ジミンくん、頑張ってくれて、ありがとう…！｣
ジミン｢ふふっ、当たり前でしょ、Aと一緒にいたいんだから｣
その言葉にすら、不安がってしまう。
本当？
それを思っているのは、本当？って。
独占欲が強いなんて嫌われる。
腕組んだくらい、広い心で受け止めないといけないのも分かってる。
分かってるのに
広い心の持ち主に、私がなれない。
テヒョン｢あり、今日も1人？A｣
｢ジミンくん、塾だから…｣
テヒョン｢んじゃ、俺送るー｣
｢え？い、いいよ！？ヒメが危なくなっちゃう｣
テヒョン｢？俺いつもあの子と帰ってないよ？｣
｢え？｣
テヒョン｢車で帰るし、あの子｣
｢あ、そう、なの？｣
危ないから送ると引き下がらないテヒョンくんに送ってもらおうとすると
女｢ジミンー！！待ってた！｣
そういえばそうだった。
ジミンくんが通ってる塾、私の家から、近かった。
私の通学路にあるの、忘れてた。
ジミン｢引っ張んな｣
女｢つめたぁーい、予習したいところあるから行こ！！｣
昨日の女の子
昨日と同じように、腕を組まれても拒否しないジミンくんに
テヒョン｢…何してんの、アイツ｣
私の心が崩れてしまう音がした
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ぴよだんご(プロフ) - momoさん» わーっ！ありがとうございます！！嬉しいいいです！！！更新出来る日はなるべく頑張ります！よろしくお願いいたします！！ (2021年8月25日 21時) (
レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - やばい、もう今最高です、、、めっちゃ感情移入しちゃう泣今一番更新楽しみにしてるお話です！！！！！！ (2021年8月22日 23時) (レス) id: e87608b688 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよだんご(プロフ) - Sissyさん» コメントありがとうございます！嬉しいです！！お！本当ですか！？猫被せるの辞めさせてみました笑わぁ！なんて優しいお言葉…！ありがとうございます！頑張ります！ (2021年7月21日 21時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
Sissy(プロフ) - 初コメ失礼します！今のヒメちゃんとの絡みがめっちゃ好きです！前よりもっと主人公達と仲が深まった感じがします･:*+.\(( °ω° ))/.:+これからも無理しない程度に頑張ってください！応援してます！ (2021年7月20日 19時) (レス) id: a42fa159b8 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよだんご(プロフ) - hargleさん» わー！ありがとうございます！！ジミン氏と沢山イチャつかせますね！笑これからもよろしくお願いいたします！ (2021年7月5日 3時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴよだんご
| 作成日時：2021年7月4日 1時
