番外編 31 ページ31
ジョングク｢はい、ホットミルク｣
｢…いらない｣
ジョングク｢いいから、落ち着くから、ね？ヌナは大泣きした次の日絶対熱出るし、その対策｣
ならいっその事、熱が上がればいい。
隣の席が好きな人なんて
何も嬉しくない。
今だけは、何も嬉しくない。
出来れば会いたくない。
何を考えているのかわからないジミンくんと話すのが、怖い。
嫌いだと言われてしまうのが怖い。
顔も見たくないと言われてしまうのも怖い。
結局臆病者なんだ、私は。
言いたいことだけ言って
その反応が怖くて逃げて
ジョングク｢…別れて、ジミニヒョンと｣
｢…｣
ジョングク｢ヌナが幸せならって、そう思った。でも、ごめん。俺が我慢できない。ヌナを泣かされてそれでも一緒にいてあげて、なんて言えない｣
そう言って、悔しそうに握りこぶしを作るグク。
私のせいで、折角仲良くなった2人が仲違いしてしまう
泣いて帰ってくるんじゃなかった
だって知ってるよ、2人が凄く仲良くなったの。
ちょくちょく通話してたのも、知ってる。
私が普通にしていれば、グクも普通で
そんな風に握りこぶしを作ることもなかったのに。
｢手、力入りすぎて痛いでしょ。ごめんね、私は大丈夫だから、痛いことしないで｣
ジョングク｢大丈夫って笑う人ほど大丈夫じゃないよ。｣
そう言って私を引き寄せるグク。
離さないという念が伝わるほど力強くて
震えてて
ジョングク｢俺、嫌だよ…なんで俺は、ヌナと血が繋がってるの？｣
｢グク…？｣
ジョングク｢好きなんだ…ヌナ。ずっと、ずっと。苦しいよ…俺が弟じゃないなら直ぐにでも奪えるのに、出来ないんだ、俺は｣
｢グク、ありがとう。｣
悲痛な思いが心臓に突き刺さる。
なんで私は、私のことを好きな人を好きになれないんだろう。
友達として、弟として
人として好きなのは当然なのに。
私はどうしても、恋愛感情の好きを思い浮かべると
ジミンくんしか出てこなくて
私は馬鹿な女だと自分で自分を卑下しては
ジョングクにもう大丈夫だと伝えて離れてもらう。
グクは当然納得できない顔をしたのだけど
それでも、無理矢理私は言いくるめて話してもらうと
自分の部屋のベッドに移動して
力なく倒れ込んだ。
｢このまま、終わり…なのかなぁっ…｣
私が泣くと、家族が心配する。
だから、私が思い切り泣ける場所は
ベッドしか無かった
頭を埋めて、思いっきり泣ける場所はここしか無かった。
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ぴよだんご(プロフ) - momoさん» わーっ！ありがとうございます！！嬉しいいいです！！！更新出来る日はなるべく頑張ります！よろしくお願いいたします！！ (2021年8月25日 21時) (
レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - やばい、もう今最高です、、、めっちゃ感情移入しちゃう泣今一番更新楽しみにしてるお話です！！！！！！ (2021年8月22日 23時) (レス) id: e87608b688 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよだんご(プロフ) - Sissyさん» コメントありがとうございます！嬉しいです！！お！本当ですか！？猫被せるの辞めさせてみました笑わぁ！なんて優しいお言葉…！ありがとうございます！頑張ります！ (2021年7月21日 21時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
Sissy(プロフ) - 初コメ失礼します！今のヒメちゃんとの絡みがめっちゃ好きです！前よりもっと主人公達と仲が深まった感じがします･:*+.\(( °ω° ))/.:+これからも無理しない程度に頑張ってください！応援してます！ (2021年7月20日 19時) (レス) id: a42fa159b8 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよだんご(プロフ) - hargleさん» わー！ありがとうございます！！ジミン氏と沢山イチャつかせますね！笑これからもよろしくお願いいたします！ (2021年7月5日 3時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴよだんご
| 作成日時：2021年7月4日 1時
