【SEVENTEEN】家に帰ったら部屋に小さい子がいます。

56 ウジside ページ6

あの犬を警戒せよ。





出会った時からそんなセンサーが働いてた。






別に背が高いからとか


背が高いからとか


背が高いからとか


身長のことじゃない。





デカすぎて身長分けろこんにゃろーとは思ったけど。









ホシ｢あんね、ジフン、たいへんなの！｣


ウジ｢風呂入る前にトイレ行けって言っただろ…｣


ホシ｢ち！がう！！きょうはちがうの！！｣


ウジ｢はいはい、お前長風呂し過ぎ。そろそろ上がれ｣


ホシ｢だめ！おとこと、おとこの、おはなしなの！｣


ウジ｢…うん｣







それよりも、何となく直感的に


こいつは俺にとって脅威になる。


そんな予感がしてたせいで


いつも警戒してたし、絶対お迎えは俺が行くようにしてて



Aが、俺のことを好きかどうかを知らない時は特に



こんなぽっと出の男に渡したくねぇって思った。









ホシ｢ぬなね、ミンギュにね、でーとさそわれてたの！でーとってなぁに！？！｣



ウジ｢お前が知りたいのはそこかよ｣



ホシ｢だって！わかんないもん！デート！！｣









あの犬が最近大人しくしてると思えばこれだ。



前までは普通に接してきたくせに。




保育士と普通の距離感は保ってたはずなのに。



付き合ってるって言ってんのに一歩も引かないし



なんか距離近いし。




本当はアイツに送り迎えさせたくない。




負けないから。



そんな雰囲気を醸し出して挑戦的な目をするあの犬に



多分俺は危機を感じてる。



ああいう、背の高くて明るくて爽やかな男は女から見たらきっと魅力的で



俺には全部無い特徴で



それでもAは俺を好きでいてくれるって自信、俺には無さすぎる。






｢わっ、う、じ、ジフンさん？？｣


ウジ｢…断ったか｣


｢ま、待っ…ちか、い…みんな見てる…｣


ウジ｢好きな女を抱きしめるのって、やましい事じゃねぇよ｣


｢そ、う、だけど…｣






みっともなく嫉妬して


Aが顔を赤らめてるのに安心して


ダサくてかっこ悪いことぐらい知ってる。



でも、好きな女がちょっかい掛けられてるのを見て




何もしないで無視して指くわえて見てるほど




俺のAへの気持ちはそんなもんじゃないから。





ウォヌ｢たいへん、めかくしよーい｣


ディノ｢わーわ！まっくらぁー！｣



ホシ｢まかせろ！！ハンソルごめん！｣


ハンソル｢んんんー｣


ジュン｢らじゃ！！スングァンめー！｣


スングァン｢みえなぁぁぁい！｣






ありえないくらいお前に惚れ込んでるから





ウジ｢っ…っん…｣


｢っ…あ｣





俺から離れないで

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