79 ページ29
｢ごめんなさい、グクくんの気持ちに私、応えられない｣
ジョングク｢…うん、そっか｣
｢グクくんの事、友達としてすごく大切なの｣
ジョングク｢…うん、俺も、ヌナが大切｣
待つって決めたから
ごめんね、グクくん。
嬉しかったのは本当だよ。
大切なのも、本当だよ。
だから、私は、グクくんを振るの。
グクくんが、これ以上傷つかないように
これ以上、私なんかに時間を割かないように。
ジョングク｢もう、あんなヒョンの、どこがいいんだか｣
｢あ、はは…どこだろう、私もわかんないや。｣
ジョングク｢そっか、理屈じゃないんだね、Aの想いは。羨ましいなぁ、ヒョン。｣
今すぐにでも泣いてしまいそうなジョングクくんに私は声をかけれない。
いや、かけない。
かけてしまえば、期待させてまた傷つけてしまう。
そんなの、残酷な優しさだ。
そんな優しさならない方がいい。
ジョングク｢…俺、一限サボるって言っておいて｣
｢あ、う、ん…二限はくる？｣
ジョングク｢うん、行く。だから、一限だけは誰も来ないでって釘刺しておいて｣
｢…わかったよ｣
ジョングクくんを慰めることなんて、無いまま
ジョングクくんに背を向けて
私は歩き出した。
好きになってくれて、ありがとう。
これだけは、言ってもいいよね。
煽ってるとかじゃなくて、純粋に心からそう思った。
多分、ジョングクくんみたいないい人、きっとどこ探してもいないし
私には、勿体ないくらいの人が
私を好きになってくれたのだから
｢グクくん｣
ジョングク｢…ん？｣
｢ありがとう、好きになってくれて。…友達で居れたら、嬉しい｣
ジョングク｢友達だよ。俺が1番Aの味方になってあげる｣
ほらね、私には勿体ない。
テヒョン｢…痛い｣
｢猫にでも引っかかれた？｣
テヒョン｢正確には人間だけど、猫っていうか動物みたいなもんかも｣
｢なにそれ。…て言うか、まだ女の子と遊んでるの？｣
テヒョン｢逆。いいから、期待しててよ｣
｢アンタのその笑顔怖い。｣
テヒョン｢えー、ひどーい。俺、一途になろうとしてるのに｣
そう言って私の頭を撫でるコイツに
馬鹿みたいにドキドキしてしまう。
一途になろうとしてくれるのは、私の為？？
ジミン｢えー、誰がどうやって一途になるってー？｣
ナムジュン｢確率的には高いぞ、テヒョンが変わるのは｣
テヒョン｢んふふ、でしょ？俺って意外と尽くすタイプだもん｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 363人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぴよだんご(プロフ) - イチゴさん» わー！ありがとうございます！！こちらこそよろしくお願い致します！！ (2021年3月31日 21時) (
レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ - テテにいつもドキドキさせてもらってます！ 頑張ってください！ (2021年3月30日 22時) (レス) id: e7e244cbc3 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよだんご(プロフ) - ジンペンさん» いつもありがとうございます！！ジンさんの出番回は私も楽しんで書いてます笑楽しみにしててください！これからもよろしくお願いします！！ (2021年3月29日 23時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
ジンペン - いつもお話読ませてもらってます。ジンくんさすがですね…！！テテかグクか、どちらと恋するのか楽しみですっ！！！！！頑張ってください (2021年3月28日 5時) (レス) id: 1a0172b275 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぴよだんご
| 作成日時：2021年3月23日 22時
