77 テヒョンside ページ27
ジミン｢バカテヒョン｣
テヒョン｢…いくら親友でも俺怒るよ｣
ジミン｢怒れ怒れ。意気地無しに何言われたってなんとも思わないし｣
ジミンの言葉が胸にグサグサ突き刺さる。
テヒョン｢…折角サボってんのに。気分萎える｣
＿＿＿＿図星だから。
意気地無し。
本当に、俺は、意気地無しだと思う。
でも、怖いんだ。
大切な何かがいなくなるのは
大切なものが、自分の元から消えてしまうのが。
ジミン｢グク、告白したって｣
テヒョン｢そんなの聞いた。負けませんってついでに言われたし｣
ジミン｢んふふ、弟にバレてんじゃん。ださーい｣
テヒョン｢あー、もう、鬱陶しい。出てけ｣
ジミン｢怖々。でも、ほんと、ボヤボヤしてたら取られちゃうよ？｣
そう言って空き教室から出ていく俺の親友。
痛い所ばっかり突かれてイライラして当たるなんて、餓鬼か俺は。
テヒョン｢…俺のじゃねーし｣
もしも、俺がAを選んで
Aが俺以上の男見つけて
そんなの、有り得るすぎる話だ。
だって実際、俺よりいい男なんている。
俺は女の子と遊んでるし
寂しさを緩和させるためだとしても、そんな男最低だろうし。
だから、Aの告白だって
ずるい形で止めて、好きにならないでって予防線まで貼って
｢あ、本当にいた｣
テヒョン｢…な、んで｣
｢ジミンくんが。いじけてるって。｣
テヒョン｢あー…｣
ダサ、俺。
だから、そんな男より、Aをいつまでも愛してくれる男の方がいいって思ってるのに
だから、グクとくっつこうがどうしようがいいって思ってるのに
＿＿＿＿ダメだね
目の前に居ると
馬鹿みたいに、嬉しくて安心しちゃうんだから。
テヒョン｢ま、そんなところ。いーの？授業｣
｢良くない、けど。連れ戻す名目で行かせてもらった｣
テヒョン｢あーあ、悪い子｣
｢悪い子なのはアンタもでしょ。｣
テヒョン｢連れ戻すの？俺を｣
｢んー、気分が落ち着くまで待ってあげる｣
テヒョン｢じゃあ、さ。ぎゅーして｣
｢…ん、いーよ｣
そして俺を、馬鹿みたいに甘やかす天才だね、Aは。
普段甘やかしてなんてくれないくせに。
こういう時だけ、何を察知してるのか
俺のワガママを聞いてくれる。
｢ね、私、アンタに怒ってる｣
テヒョン｢知ってるよ、喧嘩してるもんね俺ら｣
｢うん。許さない。私がアンタを好きでいていいって言ってくれるまで許してやんない。｣
そんでもって、Aは俺の一番欲しい言葉をくれる。
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ぴよだんご(プロフ) - イチゴさん» わー！ありがとうございます！！こちらこそよろしくお願い致します！！ (2021年3月31日 21時) (
レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ - テテにいつもドキドキさせてもらってます！ 頑張ってください！ (2021年3月30日 22時) (レス) id: e7e244cbc3 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよだんご(プロフ) - ジンペンさん» いつもありがとうございます！！ジンさんの出番回は私も楽しんで書いてます笑楽しみにしててください！これからもよろしくお願いします！！ (2021年3月29日 23時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
ジンペン - いつもお話読ませてもらってます。ジンくんさすがですね…！！テテかグクか、どちらと恋するのか楽しみですっ！！！！！頑張ってください (2021年3月28日 5時) (レス) id: 1a0172b275 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴよだんご
| 作成日時：2021年3月23日 22時
