【BTS】世界は君で廻ってる

32 ジンside ページ32

ジン｢ナムジュン…！！！｣


ナムジュン｢ヌナの次はヒョンですか？｣


ジン｢そうそれ！なんて言ってた、A｣






ナムジュンと恋バナなんて聞き捨てならない。


恋バナをしたということは


Aに好きなやつがいることに…？


しかもそれをナムジュンに話してるってなったら




聞かないわけにはいかない。





俺だったら、今すぐにでも告りたいし


俺じゃなかったら



俺じゃなかったら、全力で俺に振り向くようにするし。






ナムジュン｢いいんですか？ヌナ一人にさせて｣


ジン｢良かねーよ｣


ナムジュン｢じゃあなんでここに…自分、風紀委員の仕事を…｣


ジン｢仕方ないじゃん！ヒョンはお前が頼りなんだから！｣


ナムジュン｢…わかりました。わかりましたから、もう少し声を落としてください｣








Aは図書室で勉強して待ってるように言ってあるし


それか。


1人で二人三脚の練習。







ナムジュン｢自分、1人で二人三脚する人を見た事がありません。足足りませんし｣


ジン｢い、いいんだよ。で？Aなんて言ってた？？｣









俺はそっちが気になる。


Aに好きな人がいるのか



いないのか。




最初は、Aがただ生きててくれればいいと




そう思ってたのに。


俺は欲張りだ。


生きてるだけじゃ、物足りないんだから。




生きてるなんて、大前提なんだから。





今は、俺のそばに居て欲しくて仕方ない。









ナムジュン｢あー、ヒョンの好きな人。気になってましたよ｣


ジン｢俺？Aだけど｣


ナムジュン｢じゃ、そう本人に伝えてください｣


ジン｢やー！出来るわけないだろ！振られる三秒前になるだろ！｣


ナムジュン｢…見てるこっちがもどかしい人達ですね｣


ジン｢なんつった？｣


ナムジュン｢いいえ、なにも｣







他にも色々聞いた。



でも、全くもってAが好きな人の話は出てこないし


聞いてもそんな話してないって言われるし。





お前らどんな恋バナしたんだよ。




果たしてそれは恋バナなのか。









｢あ！みっけた！｣


ジン｢自習は？練習は？｣


｢もう下校時間デスケド。｣


ジン｢…スミマセンデシタ｣



｢何話してたのさ｣



ジン｢お前らの恋バナの話｣





血相を変えてナムジュンに相談しに行くA



…なんか、羨ましい。





あいつらはあんなに距離近いのに誰にも何も言われなくて。









俺なんて、ちょーっとくっついただけで担任からイエローカード出されるからなぁ…

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