【BTS】世界は君で廻ってる

24 ジンside ページ24

珍しいこともあるのか



それともイケメン野郎のレーダーが働いたのか


朝以来、Aに危険が及ぶことは無かった。







｢ソクジン、今日もありがと！｣


ジン｢いーえ。ほら、家ん中入りなさい｣


｢わかってるよ！もう！また明日ね！バイバイ！｣


ジン｢じゃーな｣






傷つかないことはいい事なのに


逆に不安になる。


Aに降りかかる危険が大きくなっていくんじゃないかと





アイツは





何を企んでいるのかと。









ナムジュン｢あ、来ましたねヒョン｣


ジン｢当たり前だろー？んで？どうだった｣


ナムジュン｢…俺の家に来て貰えますか？｣


ジン｢は？なんでだよ｣


ナムジュン｢それはもう、ヒョンと遊びたいからですよ！｣






不自然なナムジュンの態度に違和感を感じた。


でも、なんの意図もなくこんな態度を取るわけがないと



俺の本能がそう言ってて








ジン｢よっしゃ、ヒョンは勉強できないけど謎解きは得意だからな｣


ナムジュン｢…ほんとですか？それ｣


ジン｢やー！何疑ってる！！｣


ナムジュン｢いや、ヌナがこの間化学で4点だったんだよって楽しそうに話してたので｣


ジン｢え！？アイツお前にそんなこと言ったの！？｣






とりあえず、本題に触れないように


ひたすら雑談しながらナムジュンの家に向かった。



途中から普通に雑談が楽しくなったのは



ここだけの話にしてくれ。



イケメンの俺に免じて。









ジン｢んで？どうだった？｣


ナムジュン｢俺ら、と言うよりかはヒョンが後ろからつけられてますよ。その犯人の彼に｣


ジン｢は…？｣


ナムジュン｢いや、おかしいんですよ。早朝学校に来て風紀委員として校内散策。それも何人かに協力してもらったんです｣








ナムジュンは特にAの下駄箱


机の中


ロッカーの中。


いや、ロッカーの中は鍵閉めとけよって思うけど


まぁ、Aちょっと抜けてるし。





そこを調べて何も無いことを確認




生徒が登校し始めてから抜き打ち持ち物チェックと称して


カバンの中身を先生と協力してチェック



そこまでしたのに何も見つからず






ナムジュン｢ただ、興味深い写真が俺の友達から送られてきました｣



ジン｢なん、だよ。これ｣






どっかの男子生徒が



Aを押している写真。








ナムジュン｢俺の友達は非日常的なことを映して俺に送るの好きなので｣


ジン｢は…ご丁寧に頭隠しやがって｣









上着のフードで上手く隠してるせいで



男子生徒だと分かっても




誰だかまでは分からないのが腹立つ

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