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ジミン｢おいで？A｣
何回も来たことがあるのに
何回も部屋を見てるのに
なんでこんなに緊張するんだろう。
｢わっ、じ、ジミンく…｣
ジミン｢はぁ…やっと安心した｣
｢えっ？｣
ジミン｢ココ最近、気が気じゃなかったから｣
そう言って私を痛いくらい抱きしめるジミンくん。
私の存在を確かめるみたいに
ぎゅっと強く抱きしめる。
ジミン｢細かいことは明日決めよ？だから今日はっ…｣
その逞しい腕に私の体はいとも簡単に浮いて
優しくベッドに下ろすジミンくん。
ジミンくんの匂いがふわっと鼻腔を付くから
ただベッドに寝かされているだけなのに
抱きしめられている感覚になる。
ジミン｢本当に…可愛すぎて心配になるよ｣
｢んっ…ジミンく…｣
ジミン｢閉じ込めちゃいたい。誰の目にも触れないところに｣
｢んっ…くすぐったい…｣
壊れてしまいそうな物を触るくらい、優しく触るから
頬を撫でられただけでもくすぐったくて
ドキドキしてしまう。
ジミンくんに閉じ込められちゃうなら本望だよ。
そんな幸せな時間なのに。
幸せな時間ほど早く時間が過ぎてしまう。
男｢き、きちゃっ、た…｣
｢い、いらっしゃいませ…お好きな席、どうぞ｣
ジンさんは接客中で
ジミンくんは買出し中。
なんでいつも間の悪い時に来店するんだろう。
待たせる訳にはいかないし
意を決してメニューとお冷を持っていくと
男｢あ、あの、今日の帰りは…一人…ですか？｣
｢彼氏が、迎えに…｣
そう、いつも通りに答えたのに。
だから、いつも通り諦めてくれると思ったのに。
今日に限って
誰も助けてくれる人がいないのに
手首をぎゅっと掴まれて
痛い。
｢は、離して…ください…！｣
男｢ぼ、僕、本気なんだ…！僕が幸せにしてあげるから…！｣
その細い腕のどこにこんな力があるのか。
そう問いたいくらい痛くて
怖い。
男｢知ってるよ…！本当は僕といたいんだよね？？｣
詰め寄ってくるこの人が怖い。
いつも死角に座るから
誰からの目にも届いてなくて
自分でも振り切ることが出来なくて
怖い。
ジミン｢その汚い手を離せ｣
私はジミンくんのそんな冷たい声を聞いたのは
初めてだった。
男｢ﾋﾞｸｯ｣
ジミン｢誰の女に手出してんだよ、お客様？｣
でも、不思議と全然怖くなくて
ただただ安心した
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tubin - txtも好きです！ ちなみにスビンちゃん推し！ (2022年2月13日 9時) (
レス) id: 9ae311271f (このIDを非表示/違反報告)
pinguuuu_72(プロフ) - この話3周読みました！好きすぎて！ドロドロに甘いジミンちゃん大好きです！ (2022年2月13日 9時) (レス) @page40 id: 92b536eea5 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよだんご(プロフ) - (名前)ももさん» なんて嬉しいお言葉…！！ありがとうございます！検討しますね！！ (2020年11月24日 22時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
(名前)もも(プロフ) - このお話の続編また書いて欲しいです！ (2020年11月24日 19時) (レス) id: a0a09cb1f3 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよだんご(プロフ) - ちむたんさん» 幸せになってもらえて良かったです！！！番外編！いいですねー！めっちゃゆっくりペースにはなりますが…！！書こうかなって思ってます！！番外編もよろしくお願いいたします！ (2020年8月20日 20時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴよだんご
| 作成日時：2020年7月24日 15時
