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9話 ページ9

電話を切ったあともまだドキドキが止まらなかった。




手嶋くんの声が耳に残って



思い出すだけで耳が熱い





電話ってこんなに幸せなんだなと思った



学校以外で話しているのが新鮮で貴重な体験で


夢みたい____




朝起きたらLimeが来てた


手嶋純太朝早くにゴメンな。学校着いたら校門で待っててくんね?
手嶋純太あ、あと着いたらLimeすること。いいな?



連絡先持ってるだけでこんなに幸せで嬉しいのだと思った



瀬名Aはーい!わかったー!



____


いざ着いてみるとすごく緊張する



(手嶋くんにLime…!)



瀬名A着いたよー!





「あぁ…緊張する…!」



下を向いて俯いているとどここらか聞こえてくる声



純「何にだよ」



「え?あ、手嶋くん…!お、おはよう」

純「はよっ。頭どうだ?いたくないか?」


少し汗をかいててきっと朝練からそのまま来てくれたのだろうと思った


「うんっ!もう大丈夫!ありがとう手嶋くん」


純「俺はなんにもしてねーよ。じゃ、教室まで行こーぜ?」




そう言って手嶋くんは私の手を引っ張った



(ちょっと…待って…!手!!)



手嶋くんの手はゴツゴツしてて大きくて豆も多い。努力してる人の手。



暖かくて…


恥ずかしいけど今は…



このたった数メートルだけはこの幸せに浸らせてください。



純「なぁ、Aちゃん。」


「えっ?な、なにー??」


純「あー、いや、その」



手嶋くんは私の少し前を歩いているから顔が見えないけど



汗が増えてきてきっと気持ち悪いだろうなと思って



「あ、待って手嶋くん」


純「えっ!?な、なに?」


「えっと、はい。これ!!」


純「た、タオル?」


「うん。汗、気持ち悪いかなって」




彼女でもないのに、迷惑だったかなと今更になって気づいて



タオルを戻すに戻せなくて



断られたらどうしようって



純「いいのか?使って」



「も、もちろん!!」



純「Aちゃんさんきゅ。あとさ、俺今日も朝練だったんだけどなぁー?」




『お疲れ様』だよね。

直接…電話でも真っ赤だったのに…



純「ちょっと場所、移動しよーぜ。まだ時間あるし。」



下駄箱まであと少しの所で手嶋くんは違う場所へと私をまた引っ張った



「どこいくの??」



純「俺らの部室の近く。人いないし言いやすいかなってな」




こちらに振り返って意地悪そうに笑う手嶋くんにまたドキドキした

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設定タグ:手嶋純太 , 青八木一 , 弱虫ペダル   
作品ジャンル:恋愛
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ゆる - 好きすぎます!!もう!!ちょうどアニメ5期の手嶋さんの山岳賞見た後なんで、口角下がりません笑笑 (2023年2月19日 23時) (レス) @page26 id: 486b7313d8 (このIDを非表示/違反報告)
つなまよ(プロフ) - 主様きゅんきゅんさせる天才では!?ほんまに良すぎて口角下がらんくなりました… (2023年1月27日 5時) (レス) @page7 id: aacf52a0b3 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよだんご(プロフ) - ココノさん» ココノさん、ありがとうございます!!!嬉しいです!! (2020年5月20日 13時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
ココノ(プロフ) - キュンキュンが止まりませんでした/// (2018年4月8日 21時) (レス) id: d4c8185b59 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよだんご(プロフ) - 唯さん» 唯さん、貴重なご意見ありがとうございます!! (2017年8月23日 16時) (レス) id: 63f0a0317a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴよだんご | 作成日時:2017年8月5日 0時

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