[弱虫ペダル]特等席は斜め後ろ

6話 ページ6

＿＿＿＿手嶋Side



あれから俺は何をしているか



先生｢次＿＿｣



普通にいつも通りに授業を受けさせられていた



右後ろにいるはずのAちゃんはいない。






＿＿＿＿



先生｢手嶋？大丈夫、俺ついて行くからお前は授業受けなさい。受験もあるんだから｣



手嶋｢でも…！｣


先生｢あー、もう分かったって。なんか分かったらショートメール送ってやる。それでいいか？｣




＿＿＿＿



(あー…全然授業に身が入らねぇ)



まだ目覚ましてねぇのかな



もう目を覚ましてんのかな





さっきからAちゃんのことばかりだな俺



倒れてるの見たら誰でもそうなるよな。
友だちなんだから心配するのは当たり前だよな





これは恋じゃないと自分に言い聞かせる。



最近よく話すだけ。



仲いい友達。

先生｢＿＿＿＿これで授業終わるぞ｣



終わった瞬間にケータイを見る



『保健の先生』




俺は妙な緊張を覚えながらメールを見た




『瀬名の身体にも脳にも異常はなかった。よかったな。ただ、頭がグラグラするらしいから今日はもう帰すからな』




異常がないって言葉だけですげえ安堵した。


(あー…やべぇ…よかった)



＿＿＿＿放課後


小野田｢手嶋さん！お疲れ様でした！｣

純｢おうっ。お疲れ小野田｣




(もうひとっ走りするか)




純｢はあっ…はあっ…くっ…はあっ｣




やっぱり坂はキツい。

小野田も巻島さんもほんとすげぇ。




凡人なりに頑張るしかねぇな。



？｢あっ、手嶋くん？？｣


純｢うおっ…あ、｣



女バレの…岩瀬



岩瀬｢こんな遅くまで自主練？偉いね｣


純｢あー、おう。岩瀬も？｣


岩瀬｢うん！私はサーブが苦手だから、そこ克服しないといけないからね｣




岩瀬の頑張ろうとする姿勢


笑顔も可愛いし




ただ…なんでだろうな。


前までならかなりドキドキうるさくて話せなかったのに




全然ドキドキしねぇんだ。




岩瀬｢じゃあ、私戻るね！ばいばーい！｣




純｢おう。じゃーな。｣






さて、俺は帰る準備でもするか





青八木にLimeしねーと。



(ケータイ…ケータイっと…)




『新着メッセージが1件あります』




青八木からかぁー？



でもあいつからLimeなんてしないんだよなぁ





誰だ？









『瀬名A』

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