地獄不思議発見(番外編3) ページ10
Aの吐息…時折漏れる声…潤んだ瞳…
全てが鬼灯を刺激する。
鬼灯(誰かに取られるくらいならいっそこのまま…)
ずっと抱えてきた理性を
ずっと抑えてきた欲が上回ろうとする。
『ほ…ずき…さまぁ……』
口付けの最中
必死に話をしようとしたAがやっと鬼灯の名を呼べた時…
鬼灯の中でプツンと糸が切れた。
唇を放した鬼灯は荒く息をするAの着物を肩からずらし
露わになった鎖骨に噛み付く。
痛みで顔を歪めたAの頬に涙が伝うが
鬼灯はそのまま舌を首筋に這わせ吸い付いた。
『んっ…いたっ…』
更に着物をはだけさせようとする鬼灯に
Aは必死に抵抗した。
『まっ…て…くださ…ほ…ずき…さまっ！』
鬼灯「ッ！？」
鬼灯に対しAが拒否したのは初めてだった。
その声に我に返った鬼灯は手を止め
覆いかぶさっていた身体を起こす。
Aの首筋には嫉妬の跡が…鎖骨には痛々しい噛み跡があった
鬼灯「…すみません」
鬼灯はAの上から退きベッドに腰をおろす。
Aは息を整え鬼灯に問いかけた。
『鬼灯様…一体どうなさったのですか？』
(こんな事は初めて…)
鬼灯「…貴方が合コンに行くと聞いて…感情が抑えられなくなりました。怖がらせてしまいすみませんでした。」
その言葉にAは唖然とする…
『あの…何の事でしょうか？わたしは篁さんや樒さん達と呑みにいくだけですが…』
鬼灯「他にも何人か獄卒が行くでしょう!?独身ばかりで集まると閻魔大王から聞きました…」
『えっ!?誤解です！篁さんや樒さんや禊萩さん…あとはお香さんなど…主に補佐官の方と呑むだけです！』
鬼灯(そうだったのか…ですが…)
鬼灯「なぜ篁さん達が貴方を呑みに？閻魔大王と関係のない呑み会など、中々計画立てる事などないでしょう。」
『それは…わたしが寂しがっていたのを…見透かされてしまったからです…///』
鬼灯「…えっ??」
『その…鬼灯様の仕事を皆さんに手伝ってもらっている時などに、どうしても鬼灯様を思い出してしまっていることを…見透かされてしまって…//』
頬を染めながらしどろもどろにそう告白するAを
鬼灯は抱きしめたい衝動に駆られたが…
その言葉に満足したらしく冷静に抑えた。
そしてスクッと立ち上がりドアに手をかける。
『鬼灯様??』
鬼灯「…私も呑み会に行きます。一緒に向かいましょう。」
『はい！』
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白鈴(プロフ) - 海月ゆらさん» よければ覗いてください(*ᴗˬᴗ)⁾少しでも､海月ゆら様の休息時間になれれば光栄です(*ᴗˬᴗ)⁾ (2022年7月2日 23時) (
レス) id: 5cc7a0faea (このIDを非表示/違反報告)
白鈴(プロフ) - 海月ゆらさん» 海月ゆら様！お返事が遅くなりすみません💦どれもなんて…勿体ないお言葉ありがとうございます😂コチラへのコメントは初めてでしたので嬉しかったです(*ᴗˬᴗ)⁾これからも作りたいモノを創作していくと思いますが､ (2022年7月2日 23時) (レス) id: 5cc7a0faea (このIDを非表示/違反報告)
海月ゆら(プロフ) - 白鈴さんの小説どれも素敵で世界観に引き込まれて本当に大好きです！これからも無理なさらない程度で頑張ってください！ (2022年6月26日 22時) (レス) id: 20614a99c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白鈴 | 作成日時：2021年10月2日 5時
