地獄不思議発見(番外編1) ページ8
鬼灯「ただいま戻りました。」
閻「おかえり鬼灯くん!オーストラリアはどうだった?」
鬼灯「存分に堪能してきました。コアラも抱き放題で…」
閻「それは良かったねぇ!…て、あれ?」
閻(帰ってくるの…予定より一日早くないか?)
鬼灯「あ、これお土産です。」
閻「あっあぁ、ありがと…何コレ?」
鬼灯「魔除けの面です。綺麗でしょう?」
閻「うん…儂、魔除ける必要ないけどねぇ。」
鬼灯「…Aさんは?」
閻「あぁ、今日はもう上がったよ。篁ちゃん達に誘われて衆合地獄に呑みに行くって!」
鬼灯「…はい?」
閻「独身たちで集まるって言ってたから、まぁ呑み会という名の合コンだろうねぇ!遠慮してたけど皆に誘われてたし、せっかくの機会なんだから儂も背中を押した…ハッ!」(し…しまったぁ!!!)
言っちゃったと思った閻魔大王だったがもう遅い…鬼灯にはとてつもない殺気が漲ってた。
鬼灯「なんで止めてくれなかったんですかッ!?」
閻「だ、だって君がいる時はAちゃんもそーいうの参加しないし!篁ちゃん達も君の分の仕事を手伝ってくれたんだから、呑みの付き合いくらいいいじゃない!」
鬼灯「よくないですッ!万が一呑まされすぎてお持ち帰りでもされて…ファイト一発があったらどうするんですかッ!?私はAさんが気がかりで一日早く帰ってきたんですよッ!?」
閻「やっぱり勘違いじゃなかったぁ!」
鬼灯「もしかして…私がいない間頻繁に呑みに行かせてたんですか!?」
閻「違うよ!今日はたまたまだよ!まぁでもさぁ!Aちゃんは、美人でよく働いて気配りもできる良い子だよ!男なら誰だってお近付きになりたいじゃない!だから、君がいない間チャンスだと思った男は多いだろうねぇ…」
ドゴオオンッ!
閻「ヒィッ!!」
鬼灯の拳が閻魔大王の顔すれすれを通り抜け、後ろの壁を粉砕した。
閻「おっ…おちついて鬼灯くんっ!Aちゃんならまだ上がったばかりだよっ!きっとまだ部屋にいるよ!!」
それを聞いた鬼灯は閻魔大王を後にしAの部屋に向かう。
その後ろ姿を見送るしかできなかった大王は、助かったぁと安堵したが同時に不安が湧き上がった。
閻「部屋に向かったと思うけど…Aちゃん大丈夫かなぁ…まさか大好きな動物と触れ合う機会を狭めてでも戻ってくるなんて思わなかったしなぁ。ちょっと鬼灯くんに悪い事したかな…」
閻(まぁ儂はAちゃんがOKしたのだって、鬼灯くんがいない寂しさからだと思うけど…)
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白鈴(プロフ) - 海月ゆらさん» よければ覗いてください(*ᴗˬᴗ)⁾少しでも、海月ゆら様の休息時間になれれば光栄です(*ᴗˬᴗ)⁾ (2022年7月2日 23時) (レス) id: 5cc7a0faea (このIDを非表示/違反報告)
白鈴(プロフ) - 海月ゆらさん» 海月ゆら様!お返事が遅くなりすみません💦どれもなんて…勿体ないお言葉ありがとうございます😂コチラへのコメントは初めてでしたので嬉しかったです(*ᴗˬᴗ)⁾これからも作りたいモノを創作していくと思いますが、 (2022年7月2日 23時) (レス) id: 5cc7a0faea (このIDを非表示/違反報告)
海月ゆら(プロフ) - 白鈴さんの小説どれも素敵で世界観に引き込まれて本当に大好きです!これからも無理なさらない程度で頑張ってください! (2022年6月26日 22時) (レス) id: 20614a99c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白鈴 | 作成日時:2021年10月2日 5時