精神的運動会(三話) ページ41
鬼灯は人目のつかない所でAを降ろした。
鬼灯「まさかあんな計画をしていたとは…」
『ふふっ全然気づきませんでしたね!』
鬼灯「まぁ…貴方が私のものだと宣言できたことには感謝しています。ですが…」
鬼灯は両手でAの頬を包み自分に向けさせる。
鬼灯「貴方のその愛くるしくなった表情を、他の男に見られてしまったのは腸が煮えくり返りそうになりました。」
『愛くるしい!?』
鬼灯「…それですよ。最近の貴方の恥ずかしがったり、私に向けてくる表情はとても嬉しいですが…他の男がそれを見るのは凄く腹が立ちます。」
『んっ...///』
鬼灯はそのまま自分の唇をAの唇へと重ね、徐々に舌を押し入れる。
『んっ..ふぁっ..///』
鬼灯「ハァ…貴方を独占したくて堪らなくなる。」
激しく喰い尽されそうな口付けに
Aはガクッと膝を崩す。
鬼灯「ッ!?」
鬼灯はそれを抱き締め支えた。
『あっ…すみませ…//』
鬼灯「私こそ…まだ運動会の途中だというのに」
篁「あっいたいた!お二人共そろそろ!」
『あっ…篁さん!』
鬼灯「…すぐ戻ります。先程はありがとうございました。」
篁「いえいえ!Aさん顔が赤いですが大丈夫ですか?」
鬼灯「見ないでください。」
(あっ…見せたくないってこういう事…でも私は…)
____________
閻「おかえり!次は、動物獄卒たちの種目だっけ!?」
『いつもは応援だけでしたよね!』
鬼灯「はい。初めてつくりました。まずは…
もふもふ動物大集合!わんわんパニック!!」
夜叉一とケルベロスの闘いは…
夜「棄権します…俺には妻も産まれてくる子もいるんで…」
シ「先輩!潔いっ!」
ク「そんな優しさが大好きよ〜!」
賢明な判断をした夜叉一の不戦敗。
鬼灯「続きまして…猿達による組体操です!」
柿/猿「ウキ〜!」
閻「なんか日光っぽい。」
鬼灯「鳥達の魅惑的な応援歌!」
ル/鳥「ラ〜ラララ〜♪」
閻「なんか舞浜っぽい。」
鬼灯「芥子さん特性…辛子味噌入りパン食い競走!」
『地味に嫌ですね…』
その後も、
エクソシスト徒競走、玉入れなどキツい種目は続き…
鬼灯「次は百八種目目…最後です!」
牛「AちゃんっAちゃん!」コソッ
テントの端から牛頭と馬頭が顔を覗かせAを呼ぶ。
シーッと指を立てながら手招きしているのでAはソロッと着いて行った。
『二人共どうしたんですか?』
牛/馬「こっちへいらっしゃ〜い!」
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白鈴(プロフ) - 海月ゆらさん» よければ覗いてください(*ᴗˬᴗ)⁾少しでも、海月ゆら様の休息時間になれれば光栄です(*ᴗˬᴗ)⁾ (2022年7月2日 23時) (レス) id: 5cc7a0faea (このIDを非表示/違反報告)
白鈴(プロフ) - 海月ゆらさん» 海月ゆら様!お返事が遅くなりすみません💦どれもなんて…勿体ないお言葉ありがとうございます😂コチラへのコメントは初めてでしたので嬉しかったです(*ᴗˬᴗ)⁾これからも作りたいモノを創作していくと思いますが、 (2022年7月2日 23時) (レス) id: 5cc7a0faea (このIDを非表示/違反報告)
海月ゆら(プロフ) - 白鈴さんの小説どれも素敵で世界観に引き込まれて本当に大好きです!これからも無理なさらない程度で頑張ってください! (2022年6月26日 22時) (レス) id: 20614a99c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白鈴 | 作成日時:2021年10月2日 5時