独占欲とは… ページ37
鬼灯は自分の部屋に着くなり、
Aを降ろし強く抱き締めた。
『ほ…鬼灯様？//』
鬼灯「Aさんは…本当に私を…？」
『…はい//』
Aは少し苦しいと思いながらも、その温もりが嬉しくて鬼灯の背中に手を回す。
鬼灯(ッ！？)
鬼灯「では…最近私を避けていたり触るのを拒まれたのは、私が嫌いなわけではなかったのですか？」
『あっ…それは申し訳ありません。その…鬼灯様がマキさんと随分親しそうだったり…リリスさんに執拗に触れられても嫌そうではなかったりしたので…』
鬼灯「え…それってまさか…嫉妬されたということですか？」
鬼灯(Aさんが…私に!？)
『…はい//お見苦しくてすみません…』
鬼灯「いえ…少々驚きましたが、むしろ感無量というか…」
『これが…俗に言う独占欲というものなんですね//』
鬼灯「…はい？」
『わたしこんな感情は初めてで…鬼灯様の迷惑では…きゃっ！』
トサッ…
急にベッドに押し倒され景色が反転したAは困惑する。
鬼灯はシュルッとネクタイを取り一瞬にして
Aの両手首をベッドに縛り付け、覆いかぶさり…
Aの首筋に吸い付いた
『ひゃあっ//』
鬼灯「誰にも触れさせるな。」
続けて耳を舐め上げ
『ふぁっ//』
鬼灯「私の言葉しか聞くな。」
瞼に口付けをおとし
『んっ…//』
鬼灯『私だけを見ていろ。』
顎に指を添え唇を開かせ…
鬼灯「貴方は私だけに応えていればいい。」
『んうっ...///』
Aの口内に舌を滑り込ませた。
しばらく口付けた鬼灯が唇を放すと…二人を銀の糸が結んだ。
鬼灯「これが…独占欲というものですよ。」
『はっ…はぁ…ほ…ずき…さま//』
鬼灯「そして…私が常に思っている事です。」
『んっ…///』
鬼灯は再度Aの唇を開かせ、自分の唾液を流し込む。
(ッ///)
鬼灯「それでも貴方は、私の事が好きだと言えますか？」
『…はい。どう思っていたとしても…鬼灯様は私を閉じ込めたりなどしませんから。』
そう言いAは微笑む。
鬼灯「このような状況でも…貴方には敵いませんね。」
鬼灯はAの拘束を解き支えながら起き上がらせる。
鬼灯「私はAさんを手に入れてしまったら、例えこの先拒まれたとしても絶対に手放せませんよ？本当にそれでもいいんですか？」
どこか不安を抱えたような鬼灯に、Aは両手を彼の頬に添え…初めて自分から口付けた。
鬼灯(ッ！？)
『鬼灯様…愛しています！』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 14人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白鈴(プロフ) - 海月ゆらさん» よければ覗いてください(*ᴗˬᴗ)⁾少しでも､海月ゆら様の休息時間になれれば光栄です(*ᴗˬᴗ)⁾ (2022年7月2日 23時) (
レス) id: 5cc7a0faea (このIDを非表示/違反報告)
白鈴(プロフ) - 海月ゆらさん» 海月ゆら様！お返事が遅くなりすみません💦どれもなんて…勿体ないお言葉ありがとうございます😂コチラへのコメントは初めてでしたので嬉しかったです(*ᴗˬᴗ)⁾これからも作りたいモノを創作していくと思いますが､ (2022年7月2日 23時) (レス) id: 5cc7a0faea (このIDを非表示/違反報告)
海月ゆら(プロフ) - 白鈴さんの小説どれも素敵で世界観に引き込まれて本当に大好きです！これからも無理なさらない程度で頑張ってください！ (2022年6月26日 22時) (レス) id: 20614a99c8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白鈴 | 作成日時：2021年10月2日 5時
