加々知の冷徹(四話) ページ36
ドゴンッ！
地獄に戻った鬼灯は閻魔大王の頭に金棒を落とす。
閻「おぼぼぼ…」
鬼灯「何か変だと思ったら…仕込みだったのか！」
篁「すみません。閻魔大王が、全神々の全力を持って鬼灯様に嫁取りさせてほしいと言っていたのでつい…」
篁は苦笑いしながら弁明した。
閻「ちょうど君とマキちゃんが現世にいたし…いつもと違う格好プラス神の力で何とかなると思ったんだよ…大人しく勘違いすれば良かったのに…」
鬼灯「仕事中にキッカケばらまかれても無の境地なんですよ。そもそもマキさんに恋情など抱いてませんし。」
篁「まぁそれで業を煮やしてAさんを投入したんですけどね！ただ、Aさんが現世に行った後すぐ違うスイッチ押しちゃって…やっと画面に映せた時には暴露してたから焦りましたよ！」
(あっじゃあ…見られてなくてよかった//)
閻「そうそう。まぁとにかく、この仕事鬼は世帯でも持たない限り丸くならないと思ってさ…Aちゃんとも見込みなさそうだしちょうどいいかなって。」
『 ？ わたしは…鬼灯様の事が好きですよ？』
鬼灯「……えっ！？」
閻/篁「えぇ！？」
『えっ？あ…えと前に鬼灯様に伝えました…//』
閻「いや、それなら儂も聞いたけど、なんか鬼灯君もヘタレだし全然進展しないから…」
篁「れ…恋愛的な意味での好きって事ですよね！？」
『はい…もちろん//』
閻/篁「おおぉぉぉ！」
閻「なんだぁ！儂はてっきりAちゃんにその気は無いもんかと…嫌な思いさせてごめんねぇ！にしても…よかったねぇ鬼灯君っ！」
篁「これは…男性陣も女性陣も泣きますね！でもよかった！」
『…鬼灯様？』
Aは俯いたまま何も言わない鬼灯に歩み寄る。
『あの…きゃっ！』
鬼灯「私たちはこれで失礼します。」
閻「えっ!？鬼灯君っ！？」
鬼灯はAを姫抱きし早足で立ち去った。
篁「…行っちゃいましたね。まぁやっと…」
閻「両想いだもんねぇ！！儂らはこれを肴にっ！」
篁「いいですねぇ！一杯行きますかぁ！！」
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白鈴(プロフ) - 海月ゆらさん» よければ覗いてください(*ᴗˬᴗ)⁾少しでも､海月ゆら様の休息時間になれれば光栄です(*ᴗˬᴗ)⁾ (2022年7月2日 23時) (
レス) id: 5cc7a0faea (このIDを非表示/違反報告)
白鈴(プロフ) - 海月ゆらさん» 海月ゆら様！お返事が遅くなりすみません💦どれもなんて…勿体ないお言葉ありがとうございます😂コチラへのコメントは初めてでしたので嬉しかったです(*ᴗˬᴗ)⁾これからも作りたいモノを創作していくと思いますが､ (2022年7月2日 23時) (レス) id: 5cc7a0faea (このIDを非表示/違反報告)
海月ゆら(プロフ) - 白鈴さんの小説どれも素敵で世界観に引き込まれて本当に大好きです！これからも無理なさらない程度で頑張ってください！ (2022年6月26日 22時) (レス) id: 20614a99c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白鈴 | 作成日時：2021年10月2日 5時
