マニアと非マニアの温度差(二話) ページ28
それから…
金魚草の着ぐるみを着せられたマキと、唐瓜、茄子。
コンテストの案内札を持った鬼灯とAの五人は
屋台の並ぶ会場を周り告知をし…
その後、鬼灯は舞台の審査員席へ、
他四人は舞台裏でその様子を眺めていた。
茄「色んな店あったし中々楽しかったな〜！」
唐「静かにしろよ！まだ終わってないんだぞ！あっ、そういやぁ例のサプリも売ってたな！」
『サプリ？』
唐「あ、実は金魚草のサプリがあって…」
鬼灯「では…大賞発表の前に、金魚草大使を選定いたします。」
大使候補の女達が次々と金魚草の鳴き声の真似するのは、傍から見ると狂気の沙汰でしかなかった…
マ「こ…こえー！！」
茄「マキちゃんこれ食べる？疲れた時にいいサプリだって！」
マ「あぁ…ありがとう！」
唐「…ってあぁ！お前持ってきてたのかよ！？マキさんこれ食っちゃった!？」
マ「？ …うん。」
『もしかしてそれ…さっき唐瓜ちゃんが言ってた、金魚草百本分の搾り汁をギュッと濃縮したってサプリ？』
マ「う…うぷっ………」
『マキさん！大丈』
マ「オッッッギャアアアアアアアアアアアア！！！」
茄「あっ！」
唐「シーッ！」
マ「あっ…すみません！」
マキのとてつもない悲鳴に会場は静まり返り…
鬼灯が立ち上がりユラユラと四人の元へ近づく
マキと唐瓜は青ざめ怯えた。
(鬼灯様…怒ってらっしゃる？マキさんに悪気は無かったのだから…わたしが謝ろう！)
『あの…ほおずっ』
スッ
(えっ？)
一歩前に出たAを横切り、鬼灯はマキの手を引き舞台の中央へと連れてく。
鬼灯「素晴らしい！完璧な鳴き声ですっ！！」
マ「は…はぁ！？」
鬼灯「どうですか皆さんっ！？ピーチ・マキさんを金魚草大使にしてもいいですかっ！？」
全「わああああっ！！！」
鬼灯「ピーチ・マキさん！金魚草大使就任決定ですっ！」
全「オッギャアアアアア！！！」
舞台上と客席は大いに盛り上がった。
唐「やべーと思ったけど…怒られなくてよかったな！」
茄「あれ？Aさんどうしたの？」
『ごめん…わたし先に帰ってるね！二人共誘ってくれてありがとう！』
茄「えっ!?Aさん!?」
唐「鬼灯様待たなくて…行っちゃった。疲れたのかな？」
(なんだろうこの気持ち…
話を飛躍させるわけじゃないけれど…
鬼灯様が私なんて目に映ってなくて…
私じゃない女の子に触れて…)
『どうしよう。こんな気持ち…知らない。』
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白鈴(プロフ) - 海月ゆらさん» よければ覗いてください(*ᴗˬᴗ)⁾少しでも､海月ゆら様の休息時間になれれば光栄です(*ᴗˬᴗ)⁾ (2022年7月2日 23時) (
レス) id: 5cc7a0faea (このIDを非表示/違反報告)
白鈴(プロフ) - 海月ゆらさん» 海月ゆら様！お返事が遅くなりすみません💦どれもなんて…勿体ないお言葉ありがとうございます😂コチラへのコメントは初めてでしたので嬉しかったです(*ᴗˬᴗ)⁾これからも作りたいモノを創作していくと思いますが､ (2022年7月2日 23時) (レス) id: 5cc7a0faea (このIDを非表示/違反報告)
海月ゆら(プロフ) - 白鈴さんの小説どれも素敵で世界観に引き込まれて本当に大好きです！これからも無理なさらない程度で頑張ってください！ (2022年6月26日 22時) (レス) id: 20614a99c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白鈴 | 作成日時：2021年10月2日 5時
