美男にもいろいろある(一話) ページ19
鬼灯「烏天狗警察へはタクシーで行きますか。」
『はい！』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
(タクシー乗り場)
朧(1)「あ、鬼灯様…A様。」
朧(2)「こんな一介のタクシー利用でいいんですか？」
鬼灯「公費の無駄ですから。それに…地獄では己の身は己で守るのが鉄則です。」
朧(2)「まぁ…普通に適わないですよね。」
鬼灯「あぁ…Aさんだけは私が守りますよ。」
『えっ…ありがとうございます 鬼灯様//』
朧(2)「ところで…どこまで参りましょうか？」
『烏天狗警察までお願いします！』
朧(2)「任せてください！最速で飛びますよ！」
朧(1)「行ってらっしゃーい…アイツ…鬼灯様とA様乗せたってしばらく自慢するんだろうな…んっ？ご利用ですか？どちらまで参りましょうか？」
伊「高天原まで…」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
鬼灯とAは車内で朧車の怪談話を聞いていた。
朧(2)「…ねっ！？怖かったでしょ！？」
鬼灯「話がお上手ですね。」
『それが朧車タクシー会の怪談なんですね！』
岩「怪談かぁ懐かしいねぇ…あたしは提灯お岩ってもんさ。」
突然、提灯であるお岩が振り向き喋りだした。
『わっ…びっくりしました！』
鬼灯「四谷怪談ですね。」
岩「そうさ…あんたのその涼しい顔…あたしの夫、伊右衛門様に似てるねぇ。そして…あんたは少しあたしに似てるよ。」
お岩はAの方に視線をやる。
『わたし…ですか？』
岩「あんたからは怨みながらも愛した男がいるような…そんな雰囲気がしてね。」
鬼灯(ピクッ)
『…お岩さんは…もしかしてまだ未練でも？』
岩「馬鹿だね無いよ。…無いよ。」
(…きっと…お岩さんはまだその方のことを)
キキィーーー！！！
Aが言葉を紡ごうとした時、急ブレーキがかかる。
『きゃっ！』
鬼灯「Aさんっ！」
倒れそうになったAを鬼灯は抱きとめた。
鬼灯「怪我は！？」
『大丈夫です…ありがとうございます//』
安堵した鬼灯はAを放し外に顔を出す。
鬼灯「どおしました急に！？」
朧(2)「あの…前に飛んでるやつ…」
鬼灯「あれは…タクシー乗り場で隣にいた方では？」
朧(2)「そうです！怪談話の友人です！」
鬼灯「んっ？」
鬼灯は後方から烏天狗警察が飛んできたのに気づいた。
警「これは鬼灯様！実は先程、指名手配犯があのタクシーに乗ったと通報がありまして。」
『指名手配犯？』
警「A様もおいでで！はい。民谷伊右衛門という亡者で…」
美男にもいろいろある(二話)→←いかにして彼らの確執は生まれたか
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白鈴(プロフ) - 海月ゆらさん» よければ覗いてください(*ᴗˬᴗ)⁾少しでも､海月ゆら様の休息時間になれれば光栄です(*ᴗˬᴗ)⁾ (2022年7月2日 23時) (
レス) id: 5cc7a0faea (このIDを非表示/違反報告)
白鈴(プロフ) - 海月ゆらさん» 海月ゆら様！お返事が遅くなりすみません💦どれもなんて…勿体ないお言葉ありがとうございます😂コチラへのコメントは初めてでしたので嬉しかったです(*ᴗˬᴗ)⁾これからも作りたいモノを創作していくと思いますが､ (2022年7月2日 23時) (レス) id: 5cc7a0faea (このIDを非表示/違反報告)
海月ゆら(プロフ) - 白鈴さんの小説どれも素敵で世界観に引き込まれて本当に大好きです！これからも無理なさらない程度で頑張ってください！ (2022年6月26日 22時) (レス) id: 20614a99c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白鈴 | 作成日時：2021年10月2日 5時
