検索窓
今日:16 hit、昨日:1 hit、合計:2,285 hit

いかにして彼らの確執は生まれたか ページ18

閻魔殿に訪れていた桃太郎は
書類に判を押す鬼灯をまじまじ見つめ…


桃「鬼灯さんて…やっぱり白澤様に似てますよね。」

『あっ…!』

Aは不味いと思ったが既に鬼灯は怒りの形相だった。

桃「あっ…とは言っても白澤様は………」



(回想中)



桃「…こういう歯が浮くようなことペロッて言っちゃうんですけどねぇ…」

『確かに…白澤さんはいつもそうですね。』


ガアアンッ!!


鬼灯が後ろの柱を拳で粉砕し、Aと桃太郎は青ざめた…


鬼灯「申し訳ございません。気にしないでください。」


(あ…手をさすってらっしゃる…)

桃(あ…痛かったんだ…)


閻「説明しよう!鬼灯君は白澤君に似てると言われると怒るのだ!」

桃「え…あ…ごめんなさい。」

鬼灯「いや…こちらこそ。」

閻「他のどんな状況にも鋼の精神なのに、これだけは屈辱でならないらしいのだ。」

桃「なんでそんなことに…何かきっかけでも…?」

『そういえば…わたしも不仲の理由は知りません…』

閻「Aちゃんも知らなかったか!うーん…あれはもう千年くらい前だったっけなぁ…」



(回想中)



閻「その時受けた傷跡がこれです。」
桃「良い塩梅に…」

閻「どう思うAちゃん!?鬼灯君がそんな賭けしてたの!」

『えっ…!?あ…殿方の遊びだなとしか…』

閻(嫉妬とかはないか…)

鬼灯「いや…あの時は私もどうかしていたのです。あんな賭け」

桃「あ…でも何となくですけどAさんは、白澤様を毛嫌いはしてなさそうですね?あんな女の敵みたいな男なのに…」


鬼灯(ピクッ)


『そうですね…確かに遊びは激しいのかもしれませんが…白澤さんて女性を傷つけることは言わないし、嫌がる女性を無理やりということも無いでしょう?』

桃「それは確かにそうっすね…」

『だから嫌いになれないんだと思います!』


そんなAの言葉で…閻魔大王と桃太郎は、鬼灯から発せられる黒いオーラに気づく


桃「あっ!賭けの人ってスタッフ腕章つけた日本の鬼だったんですよね!?頑張れば特定できるんじゃ…」

閻(桃太郎君ナイスッ!)

閻「そうか!あの時の名簿くらいあるよ!その人には失礼だけどこの際ハッキリさせて仲直りしなよ!」

『じゃあすぐ調べましょう!』


(数時間後)



鬼灯「体が男性なら胸囲は男性とみなします!」
白「いーや!心が女性なら僕は女性だと思うね!」




桃「あの…俺帰りますね。」

閻「うん…ご苦労様。」

『お気をつけて…』

美男にもいろいろある(一話)→←白澤(四話)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (5 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
14人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

白鈴(プロフ) - 海月ゆらさん» よければ覗いてください(*ᴗˬᴗ)⁾少しでも、海月ゆら様の休息時間になれれば光栄です(*ᴗˬᴗ)⁾ (2022年7月2日 23時) (レス) id: 5cc7a0faea (このIDを非表示/違反報告)
白鈴(プロフ) - 海月ゆらさん» 海月ゆら様!お返事が遅くなりすみません💦どれもなんて…勿体ないお言葉ありがとうございます😂コチラへのコメントは初めてでしたので嬉しかったです(*ᴗˬᴗ)⁾これからも作りたいモノを創作していくと思いますが、 (2022年7月2日 23時) (レス) id: 5cc7a0faea (このIDを非表示/違反報告)
海月ゆら(プロフ) - 白鈴さんの小説どれも素敵で世界観に引き込まれて本当に大好きです!これからも無理なさらない程度で頑張ってください! (2022年6月26日 22時) (レス) id: 20614a99c8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:白鈴 | 作成日時:2021年10月2日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。