鬼とパンツとカニ(二話) ページ13
鬼灯「今…Aさんのその姿を妄想しましたか?脳みそを潰される覚悟はできてますよね…」
閻「し…してないしてないっ!」
唐「断じてしてませんっ!」
茄「で…でも鬼灯様は見たくないんですか!?」
恐る恐る問うた質問に…三人はゴクリと息を呑む。
鬼灯「Aさんの虎皮ビキニですか…見たいに決まっているでしょう!?私だって男ですよ!!」
閻/唐/茄「でっですよねー!!」
鬼灯「ただし…私だけに見せるならの話ですっ!他の男にもそれを見られるくらいなら…私も一生見なくていいです!」
閻「す…すごい独占欲!」
茄「参りましたぁ!」
唐「ち…誓って見ません!妄想しませんっ!」
鬼灯「よろしい。」
ハァ…と三人が安堵した時…
『鬼灯様ぁ!』
Aが急ぎ足で掛けてきた。
鬼灯「Aさん!?どうしました?」
『お香さんから…衆合地獄の武器庫の用具数が記録と違うと…』
鬼灯「…変ですね?」
『これ…記録したの誰でしょうか?』
唐「あっ!すみませんコイツです!オイッお前だよお前!」
茄「えっ?俺また何かしちゃった!?」
唐瓜は茄子をズルズルと連れて自分と一緒に頭を下げさせる。
『茄子ちゃんが?』
唐「はい!今から直しますんで!」
茄「ごめん…唐瓜…」
それを見たAは微笑んだ。
(いい関係だなぁ…)
『じゃあ…わたしも手伝うよ!頑張って終わらせたら一緒にご飯食べよう!』
唐「い…いいんですかぁ!?」
茄「俺…Aさんと一緒なら頑張れる!」
閻「Aちゃん優しい!なら儂も待ってて一緒に食べよ!」
鬼灯「…私も手伝います。二度とミスがないように…」
唐/茄「ヒッ…ヒェ〜!」
『ふふっありがとうございます…鬼灯様!』
鬼灯「貴方といる時間を増やしたいだけですよ。」
_ _ _ _ _ _ _ _
残業終了 食堂にて。
茄「皆ありがとうございましたぁ!腹減ったぁ!」
『頑張ったね茄子ちゃん!』
唐「けどお前!ウカウカしてると本当に大事な事見落とすぞ!」
鬼灯「案外こういう方のほうが、意外な発見をすることもありますがね。」
閻「ねぇ!三途之川の主が喉に重症だって!」
閻魔大王の声で四人はテレビに目をやる。
『目撃情報があれば…原因何でしょう…』
茄「俺コレ見たよ!」
全「えっ!?」
茄「原因カニだよ!」
唐瓜は三途之川で掃除をしていた時を思い出す…
唐「あの時かっ!?」
『茄子ちゃん凄い!』
鬼灯「その調子でこれからも頑張ってください。」
茄「はーい!」
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白鈴(プロフ) - 海月ゆらさん» よければ覗いてください(*ᴗˬᴗ)⁾少しでも、海月ゆら様の休息時間になれれば光栄です(*ᴗˬᴗ)⁾ (2022年7月2日 23時) (レス) id: 5cc7a0faea (このIDを非表示/違反報告)
白鈴(プロフ) - 海月ゆらさん» 海月ゆら様!お返事が遅くなりすみません💦どれもなんて…勿体ないお言葉ありがとうございます😂コチラへのコメントは初めてでしたので嬉しかったです(*ᴗˬᴗ)⁾これからも作りたいモノを創作していくと思いますが、 (2022年7月2日 23時) (レス) id: 5cc7a0faea (このIDを非表示/違反報告)
海月ゆら(プロフ) - 白鈴さんの小説どれも素敵で世界観に引き込まれて本当に大好きです!これからも無理なさらない程度で頑張ってください! (2022年6月26日 22時) (レス) id: 20614a99c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白鈴 | 作成日時:2021年10月2日 5時