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練習終わり。
ひそかに自主練で素振りをしていた俺は、
真っ暗な道を一人で歩いていた。
いつも歩いている道も暗くなったら不気味だな。
こんなに遅くまでバットを振っていたのは初めてだ。
それも全部”あいつ”のせい。
あいつのことを考えて振り続けていたら、
いつのまにかこんな時間だ。
「おーい、としみつ」
男の声で後ろから名前を呼ばれた。
振り向くと、そこに居たのは清水とA。
よりによって。
このタイミングかよ。
「おーう」
内心めちゃめちゃびっくりしたものの、
あえて気の抜けた声で返事する。
「どうしたん、こんな時間まで」
清水と横並びで歩いていたAが、
小走りで駆け寄ってそう聞いてきた。
「いやー、なんとなく。
今が頑張りどきやからな」
まさか「あなたが理由です」なんて言えない俺は、
テキトーにごまかして返す。
「そっか。えらいなぁー」
上から目線ともとれるようなそんな言葉も、
こいつが言うと嫌味に聞こえない。
それはその言葉に添えられた、優しい笑顔のせいだろうか。惚れた弱みってやつだろうか。
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まるに - 更新毎日チェックするのが日課になってきてます、笑いつも楽しく読ませてもらってます。だいすきです。これからも更新待ってます!! (2019年2月17日 13時) (
レス) id: 325372c1f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Miina | 作成日時：2019年2月5日 2時
