21.店長 ページ21
相「はい、どうぞ」
カフェのカウンターに座って待っていると暖かいコーヒーを出してくた。
相葉くんはこの前と同じGuérisonって書かれたエプロンをして自分の分のコーヒーをもって隣に座る。
「あったまる〜」
相「本当、美味しいよね」
「なに従業員がそんなこと言ってんの」
お店の奥から少し高めの声が聞こえて店長であろう人が出て来た。
背が少し低めで色白な人。
相「だって事実じゃん?」
「まあ、そうだけどね。
…で?隣のかわいい人は?」
相「Aちゃんって言うの」
あー、あなたがAちゃんね
ってまじまじ見られる。
いや、恥ずかしいんですけど、
二「あー、ごめんね?すぐ人見ちゃうの。
二宮って言います。ここの店長で相葉くんとは昔からの長い付き合いです」
相「わ、珍しく礼儀正しくあいさつしてる」
そう言って笑う相葉くん。
うっせーなーって言ってコーヒー豆を仕分けをしている二宮さん。
親友、って感じの2人。
会話を聞いてるだけで笑ってしまう。
二「Aちゃん、でいい?」
「はい、大丈夫ですよ」
二「Aちゃんのことは相葉くんからよく聞いてるよ」
え、相葉くんが?
…なんかちょっとうれしい、
二「もうーね?毎日よ、
毎日Aちゃんがどーのってね」
相「ちょ!ニノ!恥ずかしいって!」
ちょっと!って慌てている相葉くんは本当に必死で
相「ちがうよ、Aちゃん、あのね?」
頑張って弁解しようとしている相葉くんがおかしくて
「そんなに否定されても悲しいですよ」
二「あーあ、傷つけちゃった」
いじわるしたくなって
相「えー、ちょっとまってよー、
俺、なんて言ったらいいの?」
困っている相葉くんを見るのが楽しくて
いじわるしていたらあっという間に時間がすぎてしまった。
「じゃあそろそろ行こうかな」
相「うん!今日も1日頑張ってね!」
そうカフェから送り出された私。
今日は1日すごく頑張れそうな感じがした。
.
41人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:aoihmwr | 作成日時:2017年10月25日 19時