Truthful Fate -M.A- (ページ13)

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13.楽しいページ13

櫻井さんが選んだお店は予想してた通り、すごくおしゃれなお店。

ピアノの生演奏が心に響く。

メニューは英語で書かれてあって

私はめんどくさいから席にひとつだけあった日本語のものを手にとった。

だけどそれに気づかずに英語のメニューをとった相葉くんはうーん、とメニューとにらめっこしている。

それを櫻井さんが笑ってみていて。

なんだか微笑ましい。

相「あー！Aちゃん見てるの日本語じゃん！
早く言ってよー」

やっと気付いたらしい相葉くんが4人席のななめ前に座っていた私の隣にきて横から覗き込む。

サラサラとした髪。

隣に来たと同時にふわっと香る男の人の香り。

自然と近くなって胸がきゅうと苦しくなった。

なに、これ

.

相「うーん！おいしいー！」

櫻「相葉くん本当うるさい(笑)
もうちょっと静かに食べてよ(笑)」

食べ物を口いっぱいに頬張ってはーいという相葉くんと

その隣できれいに食べ進める櫻井さんは

なんだか兄弟みたい

すごく仲良いんだな、

…あ、ていうか、

「そういえば2人はどういう関係で、？」

櫻「え、てか知らないの？水野さん。見たことない？」

「見たこと、？」

じーっと相葉くんを見てみてみるけど

居酒屋のところであった記憶しかない

櫻「結構有名なのに。相葉くんはね、」

相「あ！ちょっと待って！」

でた、

＂ちょっと待って＂

前に名前を聞いてきた時と同じやつ

またなんか思いついたのかな

相「今度、教えにいくからそれまで待って！」

にこにこうきうきした顔の相葉くん。

またまたすっごく楽しそう

櫻「本当騒がしいね、相葉くん」

本当に騒がしい

けど

私も楽しい。

やっぱり食事に相葉くんがいると

「ふふ(笑)」

自然と笑顔がこぼれる。

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