あのね、人狼ゲーム。 ページ12
あのね、人狼になっちゃった_
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Nakamu
「っ…人狼、だったんだ」
彼の部屋の窓際に立つと扉の方から彼が弓を構えていた
貴方の頭には狼特有の大きな耳、ゆらゆらと揺れる尻尾は人外という現実を彼に突きつけているよう
貴方を見た彼は手に持っていた弓と矢を地面に落とします
「…食べるの？食べないの？」
目の前には美味しそうな餌、いや愛おしい彼というのが正しいでしょう
食べますか？それとも＿
broooock
「…知ってた、けど…あはは」
夜、彼の部屋に訪れた貴方の姿を見て彼はそう呟きます
ベッドの近くには弓と矢
しかし彼は立ちすくんでおりそれを取ろうともしません
貴方が「襲うよ」と脅しをかけても彼は行動に移さない
「Aに食べられるなら本望かも」
彼は手を広げ貴方を待っている様子
彼を食べるか、食べないかは貴方次第
シャークん
「捕まえた……ｯは？」
彼に襲いかかろうとすると直ぐに地面に押し付けられ体の自由を奪われます
着ていたローブをとられ貴方の顔が顕になると同時に彼から素っ頓狂な声が漏れます
彼の目を見ると驚異、いや困惑の色を写しています
彼はまるで魂が抜けたように手に持っていたナイフを地面に落とし、部屋にカランと音が響く
「殺せるわけ、ねぇだろ…」
貴方の頬には彼の涙がぽつりと落ちます
殺せるわけがない
なぜなら貴方を愛してやまなかったから。
きんとき
「いらっしゃい、珍しいお客さん」
窓から入るとベッドに座っていた彼にそう言われます
危機感がない彼に嫌気がさして「逃げないの？」そう聞いても彼は微笑むばかり
そんな彼を襲おうと飛びかかり、首筋を噛むと彼はピクっと反応するも直ぐに反応がなくなります
どうしたのかと思い口を離して彼を見ると、
蒸発しながら徐々に傷口が治っていく彼の姿が
「ふふ、残念でした」
彼に手のひらの上で踊らされた
彼は貴方と同様人外だった
今夜、食べられるのは＿
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柊(プロフ) - くまらさん» 読んで下さりありがとうございます。 (2020年11月6日 22時) (
レス) id: 30c976123f (このIDを非表示/違反報告)
くまら - 感動した (2020年11月6日 18時) (レス) id: 737b4d0202 (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - 美桜さん» 喜んでいただけて何よりです、ありがとうございます。 (2020年10月11日 3時) (レス) id: 30c976123f (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - リクエスト書いてくださってありがとうございます、読んでみたかったお話が読めて嬉しいです！何度も読ませていただきたいと思います！ (2020年10月10日 21時) (レス) id: 3d4f2ace01 (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - ユリな♪さん» いえいえ、全然大丈夫ですよ。リクエストありがとうございました。 (2020年10月6日 0時) (レス) id: 30c976123f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊 | 作成日時：2020年9月24日 23時
