＊合同練習試合7＊ ページ39
黒尾 ｢えぇ〜俺めっちゃ警戒されてんじゃん｣
｢だって、変なこと言うし// 一応·····赤葦君と付き合ってるし｣
黒尾 ｢別に変なことは言ってないでしょ〜本音ですよ。でさ、その彼氏役ってあかーし君じゃないとダメなん？｣
黒尾 ｢·····好きな人ってさぁ、もう彼女いるんでしょ？手っ取り早く忘れたいでしょ？｣
｢·····｣
―その時、グッと距離を縮められ、黒尾君は私の頬に片手を置く。
｢つっ·····//｣
近い距離と急に触れられ、ビクッとなる。
黒尾 ｢·····今からでも忘れさせてあげようか？俺に任せたらすぐ楽になれるよ？｣
―手はゆっくりと下に降りていく。
｢〜〜っ//｣
私は軽く黒尾君の胸を押し、少し距離をとった。
｢····赤葦君は、私の事いろいろ助けてくれて····気持ちの面でも支えてくれて·····真っ直ぐな想いに今少しづつ向き合っていこうって思ってるの。｣
黒尾 ｢ふーん···でもそれって気持ち的にはまだあかーし君に恋愛感情はないんでしょ？そこは俺と一緒じゃない？｣
｢恋愛感情·····って言われたらよくわからない、けど前に比べて赤葦君にドキドキする事は増えた、かな·····｣
黒尾 ｢·························ふっ｣
｢？｣
黒尾 ｢はーはっはっはっ それ、近々形式上じゃ無くなるやつじゃん｣
｢？？｣
私の不思議そうな顔を見て
黒尾 ｢まぁなんかムカつくから教えないけど〜｣
と口を尖らせながら言う。
黒尾 ｢·····しっかし、あかーし君も思ってた以上にやり手だねぇ｣
｢やり手？｣
黒尾 ｢それ、キスマ だろ？｣
黒尾君はトントンと自分の首を触る。
｢っ！//｣
黒尾 ｢バレーの時もだけど、クールに見えて結構熱くなっちゃうタイプだし？｣
｢うん···｣
黒尾 ｢まぁ〜隣は空けておくから、いつでもどーぞ？その時は黒尾さんがキスマ 以上の事教えてやるから｣
｢も、もう! //｣
――合同練習も明日で最終日。
何事もなく無事に終わりますように。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：◎mire. | 作成日時：2021年8月20日 20時
