＊休み明け2＊ ページ32
―――お昼休み
赤葦 ｢Aさん、風邪もう大丈夫ですか？体調の方は····？｣
｢うん! おかげさまで良くなったよ。ご心配おかけしました｣
非常口階段で腰を降ろし、ふたりで昼食を食べる。
赤葦 ｢良かったです。でも休み明けですし無理はしないで下さいね｣
｢うん!｣
―なんだか赤葦君とご飯食べるのも久しぶりだなぁ·····
そう思っていると、
赤葦 ｢―今週の土曜日ですが、梟谷学園グループで1泊2日で合同練習試合をする事になりました。｣
｢そっか、月曜日は祝日で学校休みだもんね。グループでの練習試合は久しぶりだね。｣
赤葦 ｢はい。インターハイまで残り2週間切っていますし、色々と吸収していきたいですね。｣
｢そうだね｣
そう話していると、赤葦君はじっと私を見てくる。
｢？｣
赤葦 ｢·····Aさんって黒尾さんと仲良いですよね｣
｢仲良い·····かな？同じ学年だし、普通に話したりはするけど｣
赤葦 ｢去年俺、仲が良い2人を見て嫉妬しました。黒尾さんAさんにボディータッチ多いですし｣
｢そうかな····？からかわれたりはされるけど·····それに黒尾君って誰にでもそんな感じじゃない？｣
｢Aさんは隙が多いので心配です。あと可愛いくてモテているのも自覚して下さい｣
｢えぇ、そんな事ないよ····｣
赤葦 ｢·····嫉妬したら、俺Aさんにお仕置きしちゃうかもしれません。その時は覚悟して下さいね？｣
｢お、お仕置って·····//｣
しどろもどろになる私を見て
赤葦君は面白そうに笑っていた。
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作者名：◎mire. | 作成日時：2021年8月20日 20時
