*お祭りのあと2* ページ20
「··········。」
―ムニュッ
「へっ·····?」
頬に圧迫感を感じハッとする。いつの間にか
赤葦君が両手で私の頬を挟んでいた。
――現在お昼休み。
赤葦君からのお誘いで非常口階段で私達はお昼ご飯を食べていた。
赤葦 「ぼーっとしすぎです。」
「·····ごめんなひゃい。」
そう言うと赤葦君はスっと頬から手を離す。
赤葦 「高坂さんと付き合った事、すぐに広がっちゃいましたね。」
「ね、さすが木兎(笑)」
赤葦 「·····。」
「赤葦君。」
赤葦 「はい」
「好きな気持ち、まだ忘れられないのって変なのかなぁ·····」
赤葦 「·····変じゃないですよ。本当に好きだったからこそ、忘れるまで時間がかかるんじゃないですか?」
「·····。」
赤葦 「忘れるの、ゆっくりで良いんです。そして俺の事少しづつで良いので好きになって下さい」
「·····っ//」
赤葦 「顔赤いですよ?Aさんってすぐ顔に出るからいつも可愛いなと思ってます。」
不敵な笑みを浮かべて言う赤葦君。
「〜〜とりあえず、インターハイの前にテストがあるし色々頑張らないと! //」
赤葦 「話逸らしましたね。」
――赤葦君には敵わないなぁ
そう思いながらも
すごく楽しいお昼ご飯の時間だった。
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作者名:◎mire. | 作成日時:2021年8月20日 20時