今日:26 hit、昨日:12 hit、合計:1,816 hit
小｜中｜大
＊お祭り2＊ ページ18
｢·····木兎、私りんご飴食べたいから先に回ってて｣
木兎 ｢ん？皆で行こう!｣
｢結構並んでるし、時間かかるかも····赤葦君と一緒に並んどくね｡買ったらすぐ向かうから｡｣
木兎 ｢そっかー？？まぁ赤葦もいるし大丈夫か····じゃあ先に回っとくな!｣
｢····うん｣
木兎は高坂さんと進んで行った。
｢····ごめんね、急に一緒に並ぶことになって｣
赤葦 ｢いえ、むしろ嬉しいです。｣
｢あはは·····｣
意外と早く順番が回ってきて俺も食べます、と赤葦君がりんご飴を買ってくれた。
｢ありがとう·····｣
2人でりんご飴を食べながら歩きだす。
赤葦 ｢いえ、それは良いんですけど····大丈夫ですか？｣
｢え？｣
赤葦 ｢わざと2人きりにしてあげたんですよね｣
｢····うん｣
赤葦 ｢·········｣
｢あのね、高坂さんも木兎のことが好きなんだって｡｣
赤葦 ｢えっ｣
｢可愛いし、お似合いだよね·····2人きっと上手く行くと思う｣
――そう言った瞬間ギュッと手を繋がれる｡
赤葦 ｢Aさんのそういうところ、好きです｡ ｣
真っ直ぐな目で伝える赤葦君。
赤葦 ｢絶対に、忘れさせますから｡｣
｢·····ありがとう｡｣
久しぶりに食べたりんご飴は
なんだか少ししょっぱい味がした。
.
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：◎mire. | 作成日時：2021年8月20日 20時
