*お誘い2* ページ15
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――帰り道
赤葦 「Aさん、優しいのも程々にして下さい。」
「えっと····」
その日の帰り道赤葦君にピシッと怒られた。
「応援するって言っちゃったしね·····」
赤葦 「優しい所はAさんの良い所ですが、時と場合によっては断るのも大事ですよ。·····見ていて心配になります。」
「····いつも気にかけてくれてありがとう。赤葦君の方が優しいよ」
赤葦 「好きな人を気にかけるのは当たり前です。」
真剣な眼差しで言われる。
―ドキ、
あれ·····?//
赤葦 「····でもまぁこんな形ですが、Aさんとお祭りに行けるのは楽しみです」
すっと手を繋ぎ
先程とは変わって笑顔で話す赤葦君。
何故か私はその顔に目を離せなかった。
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―――次の日、お昼休み
高坂 「Aさん、少し時間いい?話したい事があって」
―お祭りのことかな?
「うん、大丈夫だよ」
高坂 「ありがとう。」
2人で教室から出た。
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高坂 「今日の朝、木兎君からお祭りAさんと後輩の赤葦君を誘ったって聞いて····」
「うん! お祭り楽しみだね」
高坂 「私が他の人は来ないの?って言っちゃったから····2人とも予定とか、大丈夫だった?」
「全然大丈夫だよ、そんなに気にしないで」
高坂 「良かった、ありがとう」
ふわっと笑う高坂さん
――やっぱり、かわいいなぁ·····
高坂 「····その、木兎君と2人で出掛けるのって緊張するだろうなって思ったからAさん達が一緒で良かった。」
「緊張?」
高坂 「うん、//」
少し目を伏せながら返答するがその顔は少し赤く染まっている。
――もしかして、
「高坂さんって木兎の事好き、なの?」
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作者名:◎mire. | 作成日時:2021年8月20日 20時