＊お誘い＊ ページ14
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6月に入り、
あれから2週間が経った。
特にこれといって変化はなく
学校、部活、残り練とあっという間に
日々が過ぎていくが、
まだ木兎への気持ちは残っていた。
そんなある日、部活終了後
木兎 ｢Aーーー!! ｣
と木兎に呼ばれる。
｢なに？｣
木兎 ｢今週祭りがあるじゃん？？部活終わった後行かね？？｣
｢えっ!? //｣
いきなりの誘いに、驚く私。
な、なんで私と？
｢それは どーいう·····？//｣
不覚にもドキドキしてしまうが、
木兎 ｢えーっと····実は今日高坂がノート運んでるの見て俺も手伝ったんだけど、その時に祭り行かね!?って勢いで誘っちゃって····前から行きてーなーって思ってたのもあって!｣
｢う、ん····｣
まぁ、そうだよね····
木兎 ｢それで、他の人は来ないの?って聞かれちゃって他のやつもよぶぞって言ったら、じゃあ行こうかなって言ってくれてさ!｣
｢なるほど·····｣
木兎 ｢だから来てくれると、有難いんだけど····同じクラスのやつのほうが高坂もなじみがあっていいだろうし、｣
――なんだか木兎のよそよそしい態度は珍しい。
｢·····うん、いいよ お祭り行こう｣
木兎 ｢いいのかっ!? Aありがとーー!!｣
パァァァと明るい笑顔で喜ぶ木兎。
｢····応援するって言ったしね｣
木兎 ｢おーしっ 今日なにかおごる! なんでも言ってくれ!｣
赤葦 ｢それ、俺も参加で｡｣
近くで話を聞いていたらしく、赤葦君が話に割って入る。
木兎 ｢あかーし いつのまに!!｣
赤葦 ｢3人で祭りに行くって····それ何となく2対1になっちゃうじゃないですか｡俺も木兎さんの事情知っている訳ですし、良いですよね？｣
木兎 ｢たしかに! さすがあかーし!｣
赤葦 ｢決まりですね｣
そう言った後じっと私を見る赤葦君。
木兎 ｢よし! じゃあ4人で行くぞ〜!!｣
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作者名：◎mire. | 作成日時：2021年8月20日 20時
