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＊仮＊ ページ13
木兎 ｢じゃあまた明日な〜! 赤葦Aのことたのんだぞ! ｣
赤葦 ｢はい、お疲れ様でした。｣
｢おつかれ様····｣
鼻歌を歌いながら木兎は家に向かって歩いて行く。
その後ろ姿をぼんやりと眺めていると、
赤葦 ｢方角、こっちですか？｣
｢あ、うん····｣
赤葦 ｢行きましょう｣
.
.
.
｢····赤葦君｣
赤葦 ｢はい｣
｢ごめんね、気を使わせちゃって····｣
赤葦 ｢？ 気なんて使ってないですよ｣
｢え？｣
赤葦 ｢俺がそうしたいからしているだけで、それに····｣
｢それに····？｣
赤葦 ｢前からAさんと一緒に帰っている木兎さんの事が羨ましかったです。｣
｢えっ·····｣
赤葦 ｢でも今日から、まぁ仮なんですけど····俺が彼氏なのでその権限は俺にありますよね？｣
そう言ってすっと優しく手を繋ぐ。
｢あ、赤葦君!?//｣
急に繋がれた手に驚く私に
赤葦 ｢少し顔が赤くなっていますよ、これからはもっと俺の事意識して下さいね？｣
と不敵な笑みで話す赤葦君。
｢····っ//｣
手を繋いだまま、
私の歩幅に合わせてゆっくりと帰路についた
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作者名：◎mire. | 作成日時：2021年8月20日 20時
