【A3!】守りたいヤツ【男主】

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6時間目のチャイムがなり、男子たちが一斉に俺の席へと向かってくる。

あ、ちなみに万里は5時間目の英表だけ受けて帰りやがったよ。


｢A、カラオケ行かね？｣

｢俺の友達がバイトしてるとこあんだけどさ、皆でいって飯食おうぜ｣

A｢わり、金無い｣

｢そんなん俺らが奢るからさ｣

｢なっ、いこ｣

A｢っしゃーねな！奢りって言ったな？｣


今思ったけど俺女子と帰れる日とかあんのかな？！


｢あっ、あの…東雲くん！｣

A｢あ、はい…！｣

｢ちょっと、来てくれないかな…｣


可愛くて、ふわふわした女の子が俺に声を掛けてくれたしかもこのもじもじとした感じこれ絶対告白じゃない？ついに俺の時代きた


｢A、メシはー？｣

A｢バッカお前かわいい女の子の誘い断ってどうする｣

｢おい…｣

A｢じゃなみんな〜｣


そう言ってふわふわした女子についていく。

人気のないところで止まると、女の子は振り返った。


A｢で、話ってなに…？｣

｢あのね…、今好きな人っている？｣


ウオオアこれは典型的なやつだぞ！来るぞ！！


A｢いないよ｣

｢！そうなんだ…｣


そう言うとなぜかションボリする女の子。えっなんでそこションボリするの！！！


｢摂津くんと付き合ってないの？｣




…




びっくらこいた。


A｢え？！何それえっ！！いや男同士…えっ｣

｢違うんだ〜…そっか…お似合いだと思うんだけどな｣


いやいやいや何言ってんのこの子やばいよこの子どうしよう


とりあえず逃げます


A｢えっと〜…俺急いでるから！！またね！！！｣

｢応援してるからね！！！！｣


涙を流しながら応援されたけどあの子何に対して応援してるのかわからないしとりあえず怖いから逃げます。さらば。


とりあえず即座に学校を出た。


なんて日だ！！！！！！！！！！！！
って叫びたい。心の中で叫んだけど。


ってさっきから駅に向かって歩いてるんだけどなんか俺つけられてない？？


A｢…｣


バッ、と後ろを振り返っても誰もいない。

何これ、ほんこわ

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