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「A、おはよ!」
「はよ〜」
A「おは〜。今日は万里クンも一緒です」
「うお、万里、めっずらし」
「おはよ」
Aを取り巻いていた男子は俺にわらわら寄ってくる。
そして俺を置いて自分の席へとつくA。
「Aくん、おはよう!」
A「おはよ!」
あいつにほの字の女子が2人で楽しそうに話す。
それに何かムカついてAのほうへと向かう。
万里「1時間目から英語か…だり」
A「でもお前はできるからいいだろ…」
万里「わかんねえなら俺が手取り足取り教えてやるよ」
A「なんだそれなんかキモイ」
バカみたいにわらけるが、俺はなぜかこいつにかまって欲しいみたいで、他のやつと話しているとなぜかイラついてくる。
そしてさっき話していた女子の方を盗み見た。
ビクっとなった女子は、朝礼の用意をし始める。
A「あ、先生来た」
自分の席に着いて座ると、教室へ入ってきた担任が驚いた顔をして俺を見た。
まあ朝からいるのは珍しいしな。
あいつに言われてなきゃ来ねえっつの。
「学園祭についてだが、高3は有志でなにかやれる。
それで毎年どこも出ないっていうのがほとんどだが…、なぜかこのクラスは出し物したいってやつやが多くてやることになった」
万里「まじか」
「万里いねえから勝手に決めたぞ」
「なにやるなにやる?」
そう言ってバカ騒ぎする男子ら。
「ちゃんと決めとけよ〜。あと勉強との両立も忘れずにな」
そんなこんなで朝礼が終わった。
「そんで何する??」
「はいはい!俺Aのメイド服着てるの見たい!」
万里・A「却下」
あんな脚が見えるのこいつに着させたらえらいことになるっつーの。
それにAめっちゃ嫌な顔してるし…。
「じゃあ劇しよう劇。Aに姫とかやらせればいいじゃん」
「東雲くんの姫…見てみたいかも」
「そしたら私衣装作りたい!」
「そしたら俺王子やるわ!!!」
…
それでことが進んで、Aが主役(姫)の劇やることになった。
劇は、白雪姫の改造版で、台本は俺が作ることに。
舞台の上で役をこなす以外にも学べることがあるのではないかと思い、台本係を選んだ。
A「姫………。まあだけど、万里が作ってくれる話なら頑張るわ、俺!」
こいつのために作るなら頑張ろ、とか思ったり…。
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キラ様(プロフ) - え、まって、めちゃ好みです。更新頑張ってくださいぃ!!!!!!!! (2019年3月29日 1時) (レス) id: baa2422d42 (このIDを非表示/違反報告)
神蘭舞(プロフ) - 万里希望です (2017年12月24日 7時) (レス) id: a599198aed (このIDを非表示/違反報告)
小夏(プロフ) - 三角希望です!!いつも更新楽しみにしています!頑張ってください!! (2017年8月25日 9時) (レス) id: 9c902bb5b8 (このIDを非表示/違反報告)
亜貴(プロフ) - すみーでお願いします!応援してます!がんばってください! (2017年8月25日 8時) (レス) id: e4e81dadfb (このIDを非表示/違反報告)
べえ汰(プロフ) - みすみがいいです……!ほとんどの小説が至の部屋とかなのでー! (2017年8月25日 7時) (レス) id: 7250ef2d45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:新ゴリ田 x他1人 | 作成日時:2017年8月18日 21時