おたくかっぷる。【茅ヶ崎至】

lv20 ページ22

｢あ、至｣

｢おはよ…｣

｢おお、すっごい本当に車出来てくれたんだ！やるね〜。
てか目の下にすっごいクマできてるけど…｣

｢ブラウォーランキング争い｣

っとにブレないな…？！

｢ブラウォー？こんないかにも仕事できそうな人でもやってんスね｣

あっそうだNEOの存在忘れてた、そして至にNEOのことまだ言ってなかったんだった

｢そいつ誰｣

｢あー、えっとNEO。たぶんこの人のせいかな？！｣

｢ってことは至？さんが『たるち』ですか｣

おおおうグイグイ行くねNEO？！？！

｢ここでランキングトップ争い揃ったねおめ！！！揉めないでね？！揉めるならげーむでおねがいします！！｣

｢さすがに子供じゃないんだから｣

ふ、と笑う至。今日もかっこいいです。いやあ乱世乱世！

｢じゃ、乗って。ここの土地勘あんまないからきさち助手席来て案内して｣

ここでは一応ハンネ呼びね。さっき思いっきり至言っちゃったけど。

｢りょ！｣



私の家まで道を案内し、無事到着。

｢ある程度は運んであるのでちょこまかしたものを今日はお手伝いお願いします！よろしく！！｣

｢ういーす｣｢りょ｣



｢よっ、ほっ！｣

今夢の花園な漫画を運んでるんだけどかなり重い。腰痛めそう。オバサンだよ。


｢え｣

急に手元が軽くなる。NEOが持ってくれた。えっめっちゃ優しいえっイケメントゥンク

｢ねっ、ねお！い、いいよいいよ大丈夫だよ！｣

｢こういうの持つために来てんだからいーんだよ。
てかハンネ呼びじゃなくて名前で呼んでよ。万里って｣

なんだそのイケメンスキル発動は。お礼が名前呼びとか私得すぎる

｢ば、ばんりくん…？｣

｢っはは！くんとかいらねえよ。呼び捨てで、な？｣

｢お、おう！！｣

くそ、笑った顔は可愛いとか反則だもうなんなんだ

｢あ、きさちの名前はなんての？｣

｢私h｣
｢はいサボらなーい。ほら、運ぶよ｣

そこに至が入ってきて、万里の腕を引っ張って行った。
顔は綺麗なくせして意外と力持ちなんだな…。
…ていうかあれ…ﾌﾞｯ、鼻血出そう

-

｢ちょ、至さん邪魔すんなよ！｣

｢サボってたからね｣

｢…アイツのこと狙ってんのか｣

｢さあ？｣

｢本名絶対聞き出す｣

｢絶対呼ばせない｣

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